普通に会社で働いている男性で、結婚して奥さんがパートに出るなどして共働きの形をとっている家庭なら、1年で100万円を貯金することはそんなに難しくないと思います。
今の世の中では、昔と違ってお金を稼ぐ手段なんてたくさんありますし、休日にアルバイトをして稼ごうと思えばいくらでも仕事はあると思います。
でも、仮にそうした二重働きの生活をするとしたら、果たしていつまで続けられるか?・・・という点が厄介な問題点です。
休日なしで働き続けると、奥さんとの時間の共有が減りますし、家庭内不和が起きる可能性は高いです。
だから、本業以外でお金を「稼ぐ」もしくは「貯める」といったときには、「それなりの目的」を明確にして、家庭内で夫婦がそれを共通認識して相互理解をしておくことが重要です。
休日返上で稼ぐなら、覚悟をもって稼ぐことが必要だ・・・ということです。
目的が明確だと多少の辛いことは難なく乗り越えていけます。
明日ヘの希望があるからです。
目的を実現した時の喜び・感動を期待できるからです。
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特段目的もなく、何となく毎月貯金をしていったら1年で100万円を貯金できた・・・5年で500万円の貯金ができた・・・とします。
問題はその後・・・です。
その500万円をどうするか?
500万円あれば、かなりの可能性が生まれます。
大事なのはこの軍資金をどう取り扱うか、です。
何も考えず引き続き現状維持でいけば、おそらく翌年には貯金は600万円になっていると思います。
それもアリで、良いと思います。
ず~っとそれを繰り返していくのも良いのですが、できればその貯金を元に「増やす」という発想を持ち、実践していくのがもっと良いと思います。
稼ぐ→貯める→増やす・・・の流れです。
「増やす」とはすなわち「投資」をすることですが、ここで間違えて「投機」や「ギャンブル」に走ってしまうと、後々悔やむことになると思いますので要注意です。
貯金をすることは一つの美学であり、姿勢としても大切なことですが、お金は本来使うためにあるものですから、ただじっと貯め続けるだけではもったいないと思います。
「貯める→増やす」を行ない、その後に「増やす→使う」という道を想定しておくのが賢いお金の循環方法だと思います。