20世紀前半のアメリカ・ウオール街で「グレート・ベア」の異名をとった投資家ジェシー・リバモアはあるときこう話したそうです。
「良いアイデアの有無が相場で大きな利益を上げる秘訣なのではなく、大事なのは絶好のタイミングが到来するまで静かに座って待っていることだ」・・・と。
日本の相場格言で言うところの「休むも相場」と同じだと思います。
「あえて何もしない/じっとして機を待つこと」は人生においても時に大事なことの一つです。
株式投機の選択肢には「買いと売りだけ」があるように思われがちですが、それに加えて「休み」があることを知っておくことは重要です。
数字の概念で言えば、プラスとマイナスだけがあるのではなくそこに「ゼロ」の概念を持つことが大事なのと同じです。
休むも相場・・・年末はまさに「休む時期」ですから、改めて自分の人生における「何もしない時期」という発想を取り込んでみると良いかもしれないですね。