「お金というのはね、 喜ばせたら、増えるんだわ」
竹田和平
竹田和平さんは「タマゴポーロ」で有名な竹田製菓の創業者です。
経営者としても優れていたと思われますが、何よりも100社を超える上場企業の大株主になって上場企業を裏で支えていたことで有名になった人です。
個人レベルでの大株主(投資家)としては突出したモノだったと言われています。
そんな竹田さんにはいろんな逸話が存在しています。
例えばこんな話があります。
→ うどん屋さんで、うどんとおにぎりを注文したら「おにぎりは売り切れました。ごはんならあります」と言われました。
その時、日本一の投資家の竹田和平さんは、即座に「そりゃ、おめでとう!」と言ったそうです。
「売り切れ」という事実はお客の立場から見れば残念/悲しいことですが、お店の側から見ると「完売」ということですから嬉しいことになります。
だから和平さんが発した言葉は「おめでとう!」だったわけです。
〇相手の立場になって一緒に喜ぶことができる
〇相手の喜びを自分の喜びに変えることができる
〇そして、それをキチンと「おめでとう」と言葉で表現することができる
すごいですね。
食べ終わって店員さんに「おいしかったよ、ありがとう」と言い、席を立つときは厨房に向かっても「おいしかったよ、ありがとう」と言っていたそうです。
そんなことが続くと店の人も皆笑顔で送りだしてくれるようになるのは必然でしょう。
来店するたびに歓迎される・・・というのも頷けます。
和平さんはこう言っています(冒頭の言葉です)。
→ お金というのはね、喜ばせたら、増えるんだわ
きっと、笑顔とたくさんの「ありがとう(感謝する気持ち)」が富を運んできてくれるのだと思います。
相手の立場になって一緒に喜び、相手の喜びを自分の喜びに変え、キチンと言葉で表現して相手に伝える・・・ということを実践していきたいものですね。