
不動産は高額なことが多いので、多くの人は「借金(融資)」をして買います。
仮に「1,000万円の融資/金利2%/返済期間10年」という条件を受けたとすれば、月々の返済額はおおよそ92,013円です。
約9.2万円を毎月支出(支払い)することができるなら、一時的に1,000万円という大金を手に入れることができるわけです。
極端に言えば、月に9.2万円出せるのなら1,000万円を生み出したのと同じです。
その1,000万円を使って消費・浪費してしまったら、残るのはただの借金になりますが、1,000万円を使って不動産物件を購入し、そこから家賃を得ることで9.2万円を返していけば実質的な持ち出し額(支出額)はゼロ円とすることも可能です。
最悪の場合で入居者が見つからずその物件から1円も家賃収入がないとしても、元々9.2万円を支出する算段ができていたなら何の問題もないわけです。
特にサラリーマンの場合だと、毎月の給料がほぼ定額で読めますし、仮に毎月貯金を9.2万円以上している人なら経済的破綻はないと言えます。
大事なことなので、もう一度言うと「仮に、毎月9.2万円を貯金している人であれば上記の条件で1000万円を借りても経済的破綻リスクは限りなくゼロに近い」と言えます。
つまり、この場合の借金は怖くない!・・・わけです。
今の例では「返済期間10年」というかなり短い設定で試算しましたが、実際には20年・・・30年という長い返済期間で借りるケースが多いと思います。
そうすると、ますます毎月の返済額は少なくて済みますから、家計にとって安心です。
1,000万円という金額も自在に組み直して、3,000万円・・・5,000万円・・・1億円・・・という計算をシミュレーションしてみると良いと思います。
マイホーム購入で住宅ローンを3,000万円~5,000万円ほど組む人は多いですから、それを考えれば同じことです。
むしろマイホームは完全に自分だけの支払いになり1円も新規にお金を生み出しませんが、家賃収入を得られるのなら、実質的支払額をゼロにすることもできます。
同じ借金だと考えれば、マイホームを購入して支払うローン返済のほうが支払えなくなるリスクは高いと言えます。
いずれにしても団信(団体信用生命保険)をつけることで、自分の借金を家族に相続させることは回避できます。
発想を変えて考えると「月々9万円で1,000万円を買える」わけですから、借金に対してのイメージが変わり、新たな方向性が見えてくるかもしれないですね。