元気な人も歳を取り、いつか元気でなくなっていきます。
残念ですが、人間である以上仕方のないことで、昨今では介護の問題が社会的にも大きくなってきています。
そうした「元気な状態」から「要介護の状態」になるには、途中に「フレイル」というのがあるそうです。
フレイルとは英語のフレイルティ(虚弱)が語源だそうで、老化に伴って生理的な予備能力が低下して外的ストレスに抵抗する力が弱くなった状態を指すそうです。
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たとえば、会社で働いていたときは社会とのつながりがあったけど、退職して社会との関わりが減り、外出する機会も減り、会話の機会も減って孤立していくと、何をするにも億劫となり、意欲や気力も低下して鬱や認知機能の低下につながりかねません。
体力や筋力も落ちて生活動作の機能が低下します。
そうなっていくと「フレイル」の予兆になりやすい・・・とのことです。
フレイルは「自分の足で会談や坂道を歩くのが困難になっていくことから始まりやすい」と聞きました。
下半身の筋力をつけて、予防することが大事だと思います。
私は、昨年11月から「スクワット」を毎日家で行なっています。
昔中学・高校の頃にやっていたガンガン膝を曲げ伸ばしするスクワットではありません。
膝を約90°折り曲げて、その状態で5~10秒停止(ガマン)する体操で、簡単に道具もなしでできます。
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以下にフレイルをチェックするアンケートを参考までに書いておきます。
次の質問に、はい/いいえで答えて、点数を出してください。
1.ここ半年間で体重が2~3kg減少しましたか?
はい・・・1点 いいえ・・・0点
2.以前と比べて歩くスピードが遅くなったと思いますか?
はい・・・1点 いいえ・・・0点
3.ここ2週間で、わけもなく疲れたような感じがしますか?
はい・・・1点 いいえ・・・0点
4.ウオーキング等の運動を週に1回以上していますか?
はい・・・0点 いいえ・・・1点
5.つい5分前のことを思い出せますか?
はい・・・0点 いいえ・・・1点
0点 =問題なし
1~2点=フレイルになる恐れがある状態
3点以上=フレイルかもしれません
早く気づいて、適切に対処をすればフレイルを予防することはできるそうです。
生活習慣を見直して、適度な運動と良質な食事と睡眠等で健康を維持していきたいものですね。