【保存版】不動産を相続した後で留意しておくべき事

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

世間では「相続で不動産を手に入れた」という人もいると思います。

その不動産が「自分が居住する家・マンション」や「自分の車を留めておく駐車場」などであれば特に問題はないのですが、やったこともない賃貸住宅/アパートだったり、使用途のない山林やただの土地だとしたら、多くの人は相続後早々に売却して現金化したほうが得だ・・・と思うものです。

不動産 → 売却 → 現金・・・のほうがよっぽど使い勝手が高いからです。

その時に、気をつけておくべきことが2つあります。

それは、主に税金に絡む話ですが、その不動産の保有期間と取得価格です。

・・・・・・・・・・・・・

不動産の売却は、その保有期間によって「譲渡課税」が2つに大別されます。

1月1日時点での保有期間が5年以内→39%

5年超→20%課税

・・・なので、5年超となってからの売却のほうが税金は安くなります。

そして、この「保有期間」の始期ですが、相続による自分が取得した日ではなく、その不動産を被相続人が取得した日付で計算されます。

もし、その被相続人も親などから相続したとすれば、遡って「被相続人の被相続人」が不動産を取得した日付となります。

つまり、不動産そのモノだけではなく、取得時期も相続する・・・ということです。

・・・・・・・・・・・・・・

次に、取得費用の問題です。

相続で取得するときの費用はゼロ円ですが、亡くなった被相続人の取得費用をそのまま引き継いで計算されます。

取得費用も相続する・・・ということです。

厄介なのはその取得費がわからないときです。

代々相続で受け継がけれてきた土地などは、もう百年~数百年も経っていて当時の取得費用なんてわかりませんし、わかったとしても庶民がもっている不動産なんて当時の金額は「○円~△千円」程度だったかもしれません。

そこで、法律上は「取得費用が不明の場合は一律売却価格の5%を取得費用とみなす」ことになっています。

つまり差額の95%が課税対象となるわけです。これはこれでかなりの高額な課税となります。

数年前に購入した不動産についても同様なので、仮に4年前に5千万円で購入した不動産を相続し、今5千万円で売却したとして、当時の購入価格がわからないとすれば・・・・・・、

→売却価格5千万円-取得価格(5%)250万円=4,750万円に39%課税される・・・ということになります(細かい諸費用等は省いています)。

自分が所有する不動産を、自分の死後に相続した人、もしくはさらにその人が亡くなった後に相続した誰かが売却をするとき、もし「取得費用と取得日付」がわからなければ大変な苦労と迷惑をかけることになる・・・ということを知っておくことは大切です。

そうならないように、不動産の購入に関してはキチンと「購入日、購入価格、費やした諸費用」の記録を残しておくことが必要です。

また、相続で不動産を引き継いだなら、すぐに売却を考えなくてもそうした内容を確認し、保全しておくことも大事だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目のお勧め記事!

  1. 2018-2-6

    ビットコイン(仮想通貨)がインフレ起爆剤になるか?

    580億円分の仮想通貨「NEM」がコインチェックから流出した問題についていろいろな説が囁かれているよ…
  2. 2021-5-14

    FIREに学ぶ「支出から割り出す」財資産の金額

    昨年、アメリカでは「FIRE」と呼ばれるライフスタイルが注目され、それに関する本がよく売れたそうです…
  3. 2019-1-29

    光あるところに「別の光」もある

    西暦1850年前後のアメリカ・カリフォルニアで広範囲にわたって金脈が発見されたため、一獲千金を狙って…
  4. 2020-3-6

    稼げるときは勢いに乗って稼ぎまくろう!

    自分は元気で健康であっても、家族が病気になったり健康でなくなったりする場合があります。 &nb…
  5. 2018-7-14

    『太陽の塔』と岡本太郎の言葉

    2025年に開催される万国博覧会の開催地がどこになるのか?が注目されています。 日本では、大阪…
  6. 2018-4-15

    人生、想えば成るものです!

    私は2014年春までは、普通に会社員生活を送っていましたが、50歳の誕生日で会社を退職してリタイア生…
  7. 2017-5-16

    権威を身に付けたかったら・・・

    権威というのは、形はないし、目にも見えません。 本当はあるのかどうかも分からないようなシロモノ…
  8. 2019-6-20

    定年退職時5000万円の持ち金の行方

    仮に、サラリーマンが65歳で定年退職をするときに、それまでコツコツと貯めてきたお金が3000万円+退…
  9. 2018-11-1

    投資における借金は「良い借金」

    投資を考えたときに、自己資金だけで行なうのも勿論アリですが、あえて借金をすることでレバレッジを効かし…
  10. 2019-4-2

    企業を選ぶ際の「生きがいと働きがい」

    今の時期、大学新4年生は翌年の就職に向けて企業の会社説明会に数多く参加します。 それぞれの企業…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る