【必読】借金返済が一生終わらないのはダメなことなのか?

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

一般的に「お金を借りる」と、その後は「元金+利子の返済」となります。

着実に実行していけば、かならずどこかで全額返済が完了します。

ところが、ときには毎月々の返済が厳しくなり、貸し元と交渉をして「元金の返済は当面見送って、利子だけの支払いとする」・・・などという手法を用いる場合があります(通称、リスケによる返済額変更)。

金利分(利子のみ)の支払いですから、目先的には何とかなってもこれが続く限り元金の返済は残り、永遠に借金の完済には至りません。

その代わり、お互い合意の上のことなので破綻することもなく、また毎月々の支払額は相当少なくなります。

「支払額は減るけど、借金は永遠になくならない」・・・というのは果たして良いのか?悪いのか?

・・・・・・・・・・・・・・

たとえば、サラ金から年率12%(単利)で100万円を借りたとします。

担当者から「毎月の返済額は1万円で結構です」と言われ、そのとおりの契約をしたとします。

さて、この借金の返済が完了するのは何年後になるでしょうか?

答えは・・・・・・

→ 永遠に完済しない!・・・です。

年利12%(単利)で100万円を借りた場合の年間利子額は12万円です。

単利なので毎年12万円の利子が発生します。

毎月1万円の返済(支払い)ということは、1年間で12万円を返済することになり、したがってそれは「利子分の金額」です。

元金が1円も減っていませんから、この場合の借金返済シミュレーションでは永遠に元金が残ることになり、永遠に借金返済は終わらない・・・ということになります。

1年経てば12万円×10年=120万円を支払ったことになり、20年だと240万円、30年だと360万円支払ったことになり、元金は相変わらず100万円が残ったままです。

100万円の借金に対して200万円・・・300万円・・・といった総支払いをするのはかなりナンセンスな話です。

通常の借金に関しては、こうした返済方法を決してしてはいけないと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・

話は戻りますが、このように「金利分だけの返済」をしていると返済は一生終わりません。

でも、それは果たして本当にダメなことなのか?

おそらくほとんどの場合において「ダメなこと」だと思います。

その借金が、自分の快楽等を満たすためだけの消費・浪費に使われるのなら、100%「やってはいけないこと」だと思います。

ところが、この借金が「投資」のためのものであり、100万円を借金することによって生まれるリターンが年間で金利分をはるかに超える投資利回りになるのであれば、一考の余地はあると思います。

つまり、「やってはいけないこと」だったのが「やっても良いこと」に変わるかもしれない・・・ということです。

まあ、現実的には永遠に投資利回りが金利分をはるかに超える・・・となるものがあるとは思いにくいですし、借金が死ぬまで(死んでも)残るというのもちょっと気味が悪いものです(相続放棄という手で相続人に迷惑をかけないようにもできますが・・・)。

したがって、言えるのは「とにかくこうした勧誘には気をつけましょう!」ということかもしれませんね。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2017-1-31

    文句を言いたげな社員を味方にする方法(ソクラテス式のマネジメント術)

    サラリーマンというのは自分勝手な生き物で、入社するときはさんざん美辞麗句を並べて、何とか採用してもら…
  2. 2018-1-15

    残業が減って「副業」が認められる時代

    昨年大きな話題となったことの一つに「電通に端を発する長時間労働問題」や「政府公認による企業の副業禁止…
  3. 2020-2-23

    お金の心配がないことで変わること

    経済的に自由な状態にあるということは、「多少のお金のことなら心配がない」というだけのことなのですが、…
  4. 2019-10-27

    経済破綻しないためのコツ=収入の範囲内で生活

    サラリーマン家計が破綻しないための最大のコツは「その月の収入の範囲内でその月の生活をする/支払いをす…
  5. 2024-12-29

    続けることが続ける極意/宝箱の鍵は宝箱の中

    2011年の11月からブログを書き始めてかれこれ13年以上が経過しています。 当初は毎日複数の…
  6. 2023-4-27

    自分への投資を怠らない・・・

    「初心忘るべからず」という言葉があります。 元来は世阿弥の『花鏡』の言葉で、 「是非の初心忘…
  7. 2018-8-7

    「働く」のは自分ではなくお金を!

    海外旅行に行くといつも思うのは、たとえ自分が飛行機に乗って雲の上だろうが、客船に乗って海の上だろうが…
  8. 2017-6-5

    もし1億円の貯金があったら?

    たとえば、サラリーマン時代に残業・休日出勤などを厭わずにせっせと働いて、一生懸命にお金を貯めて、その…
  9. 2019-1-9

    投資と投機の違い(インカム・ゲインとキャピタル・ゲイン)

    「投資」という一つの言葉で括(くく)られやすいですが、投資には大きく分けて「本当の投資」と「投機」の…
  10. 2019-1-29

    光あるところに「別の光」もある

    西暦1850年前後のアメリカ・カリフォルニアで広範囲にわたって金脈が発見されたため、一獲千金を狙って…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る