日本はかつて、国のGDPも一人当たりGDPも世界2位でした。
でもそれは近くて遠い昔の話で、今では一人当たりのGDPはどんどん下がってきています。
つまり、日本人個人の豊かさはここ30年の間で相対的に低くなった(世界で見れば下がってきた)・・・と言えます。
それでも日々の生活に何不自由なく生きていけるのであれば特に問題ありませんが、どうもそうは言っていられないような感じがします。
多くの人は「老後問題」に不安を抱えています。
そして、その多くは「経済的に・・・」です。
日本の自立を言うなら、まずは「自分自身の自立」・・・からです。
学生にとって「自分自身でお金を稼げるようになること」は、「自立」の大きな一歩であり、重要な要素となります。
また、子どもを持つ親にとっては「子どもが自立できるように教育を施す」という意識も大事です。
さらに、子どもが自立した後は改めて自分(親)自身の自立を再考する必要があります。
もし、仮に親自身が経済的に人生を失敗していたなら、子どもに偉そうに教えられるわけがありません。
「失敗したけど、それを糧にその後に成功した」というのであれば、それもまた一つの実体験として語ることができますが、失敗のままで終わっていたなら(親自身が貧乏でお金に困窮して子どもに満足な生活を送らせてあげられない)としたら、子どもの自立に関して偉そうに口をはさむ余地はありません。
自分の子どもにはお金で苦労させたくない、と言いながら、親自身がお金の勉強をせず、お金の教養を身につけようとせず、日々流されて生きていたら笑うに笑えません。
子どもにお金で苦労させたくない・・・という前に自分が苦労しないようにするのが先です。
親自身が経済的に自立して経済的に自由に生きられるようにする・・・そのためにもお金を稼ぎ続ける仕組みを持つ・・・自分が働かなくても収入があるようにする・・・ということを考えて生きていく姿勢は大切だと思います。