今でも覚えていますが、社会人になりたての頃上司からよく言われた言葉に「変な考え休むに似たり/悩んでいる暇があったらサッサとやれ!/迷ったら全部やれ!」というのがあります。
新人の考えることなんてまだまだ世間とズレがあるし、経験不足の新人が学生程度の頭脳でいろいろ考えてもそもそも「無知」なことのほうが多いわけですから自分の考えを正しく導き出すなんてことは無理です。
今なら、よ~くそのことが理解できます(当時はそこまでの理解力が不足していましたが)。
当時は幸いなことにただ素直だっただけで、自分が何もわかっていないということを知っていたので(←ソクラテスの無知の知みたいなものです)、ただ言われるがままそういうものなのかな・・・程度にしか思っていませんでした。
でも、その素直さが功を奏したようで、「変な考え休むに似たり/悩んでいる暇があったらサッサとやれ!/迷ったら全部やれ!」というのは私にとってかなり有効な意識付けになりました。
その結果、行動で悩むことが少なくなりました。
自分にマイルールを設け、そのマイルールに従うだけで行動をする/しないを決断しやすくなったからです。
プライベートでも、たとえば商品で買いたいものが2つあるとき、そこで悩むのではなく「迷ったら全部買う(両方買う)」という着地をすることが多くなりました。
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行動や、何かを選ぶ際に迷ってしまうのは「どっちが得か損か?」とか、「どっちのほうがラクできるか?」とか「どっちのほうがスゴイと思われるか?」「どっちのほうがモテるか?」などと考えてしまうからかもしれません。
→ だったら、その思考をしなければ迷わなくて済む。
仕事でも、どの案件をやればラクできるか?・・・などと考えていたら時間がかかります。
いっそのこと、全部やると決めてそれに集中していくと、結局全部できたことで力量も高まりますし、評価や効果も上々です。
特に若いうちはこの思考回路を持つほうが良いと思います。
また、やれることは全部やると決めたら、後は「じゃあ、どうすれば全部できるか?」に向いていきます。
「できない言い訳」を探すより「できるための方策探し」をするほうが確実に成長します。
「できない言い訳」を探すより「できるための方策探し」をするほうが確実に成長します。
大事なことなので2回書きました。
余計な思考にかかっていた無駄なエネルギーは、知らずのうちに行動に向かい始めます。
仮に、諸事情で全部やるのが物理的にも無理・・・という場合は、「じゃあ、半分だけやろう」と思えばよいし、半分さえも無理なら「さらにその半分だけやろう」とマイルールを設けると良いと思います。
とにかくうだうだ悩む時間を極力減らし、サッサとやる/すぐやる・・・という思考回路を持つと良いと思います。
こうした考え方は「株式投資(投機)」にも活きました。
売買ルールを設けて、それに沿って売買する・・・というパターンで行動すると、ヘンに「売ろうかな?でももうちょっと待とうかな?」といった悩みが激減します。
「頭と尻尾はくれてやれ」でマイルール通りに売買して、後の株価は気にしない・・・とするほうが気がラクです。
世間では思いつきで株の売買をするのが多い行動パターンですが、「人の行く裏に花の山あり」でいくと結局は得をするでしょうし、自分のマイルール通りで動くのは自己責任を認めることになって良いと思います。