海外旅行に行くといつも思うのは、たとえ自分が飛行機に乗って雲の上だろうが、客船に乗って海の上だろうが、保有している不動産はまったく関係なく毎日24時間営業中でお金を稼いでくれる・・・なんてありがたいのだろう!・・・ということです。
働くのは自分自身ではなく、お金が形を変えて存在している不動産です。
これが他人に雇われて働くサラリーマンと大きく違うところで、一種のビジネスオーナーの特典だと思います。
そしてこれが「雇われない生き方」だと言えます。
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世間一般の「お金持ち」と呼ばれる人たちは、いわゆる「がんばったら儲かる」・・・といったことにあまり関心を持ちません。
言うなれば、「別にがんばらなくても儲かる」ということに関心を持っているわけです。
あえて言えば、そこにプラスして「ちょっとだけがんばったらさらに儲かる」・・・という発想を持っています。
その域に達した人はすばらしいと思います。
なぜなら、そこに至るまでは自分自身がキチンとがんばって努力をしてきたハズだから・・・です。
ところが、「お金持ちになれない人」というのは「当たったら大儲け/一か八かうまくいったら大儲け」・・・といったものが大好きで、そういうことばかり追い回す傾向があります。
その結果、いつも大損をする・・・たまにうまくいくこともあるけどすぐにすっからかんになってしまう・・・の繰り返しです。
そして、「ずっとがんばらなければいけない」・・・という状態が続きます。
結局「雇われの身」から抜け出せません。
自分の身を粉にして働き続けるしかありません。
でも、それも一つの生き方であることは間違いありません。
大事なのは、自分が望んでそういう生き方をしているか?!・・・だと思います。
お金を稼ぐ・増やすために働くのは「労働者」であり、資産家は「資産でお金を稼ぐ・増やす」ことをします。
不動産を持っていても、リフォームや賃貸管理は他者(業者)に任せて、自分は何もしません。
方向性を決めたり、何かの判断はしますが、判断以外のこと(=作業・交渉)は他者にお金を支払ってお任せするわけです。
「働く」のは自分ではなくお金を・・・という発想とその実践力を持つことは、人生を豊かに生きていくうえ大切なことだと思います。