目に見えない妄想にいつまでも囚われてはいけない

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

一休さんのとんち話はいろいろありますが、その中の一つにこんなのがあります。

あるとき、一休さんがとんちで有名になっていることを快く思わない町の権力者が、一休さんを家に呼び「虎の絵が描かれた屏風」を見せてこう言います。

「実は、この虎が毎日屏風から出てきて私を脅かすので困っているのじゃ。一休禅師にはできないことはない、と聞く。どうかこの虎を退治してはくれぬか・・・」と。

一休さんはしばし考え、「わかりました」と言うと、着ていた着物をめくりあげ、虎退治をしやすいように紐(ひも)で結わえてこう言います。

「さあ、準備は整いました。いつでも虎を退治して見せましょう。それではどうか今から虎を屏風から追い出して私の前に寄こしてください・・・」と。

当然、屏風に描かれた虎が出てくるはずはありません。

町の権力者は自分の負けを認めて、改めて一休さんのとんちに恐れ入った・・・とか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あるとき、禅の創始者「達磨大師」に弟子の慧可(えか)がこんな相談をします。

「私の心はたくさんの不安で乱れています。大師さま、どうか私の心からこの不安を取り除いてもらえないでしょうか?そうすれば私は安らかな心、動じない心でもっと修行に打ち込めることでしょう」と。

慧可の相談に達磨大師はこう答えます。

「わかった。お主の心から不安を取り除いてあげよう。では、まず、その『不安』とやらをお主の心から取り出して私の前に出してみてくれ。お主が言う『不安』を見せてくれたら、いくらでもその不安を取り除いてあげよう』・・・と。

慧可は困りました。

なぜなら、そう言われても「不安」というのは心の中にあるもので実体がないからです。

そしてハタと気付きました!

「そうだったのか!自分が不安だと思いこんでいたものの正体は、実は自分が勝手に作り上げた『妄想』に過ぎなかったのだ・・・」と。

それ以来、慧可は動じない心で修行に励むようになった・・・とか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

人間には良くも悪くも想像力があります。

そのおかげでさまざまな素晴らしい発明もしてきましたが、一方で日常生活ではさまざまな良くない想像をして自分で自分を苦しめてしまっていることがあります。

想像力が勝手に作り上げる「不安」は妄想に過ぎない・・・と思うほうが人生はベターだと思います。

1年前の不安を覚えている人なんてほとんどいません。

2年前の不安を覚えている人なんてもっといません。

3年前の不安を覚えている人はもっともっといませんし、5年前、10年前の不安になれば覚えている人はほぼ皆無です。

想像力が勝手に作り上げる「不安」という妄想に心を乱されないことが大事です。

「他人が自分のことを△△だと思っている」という思い込みも「不安」と同じです。

誰もそんなことは思っていません。

ネガティブに物事を考えすぎないように気をつけて、むしろどんなことでもポジティブにとらえるように意識するほうがベターだと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2021-8-17

    大金を遺すこと(遺産)は必ずしも子のためにならない

    親としては自分の子どもにそれなりのお金を遺してやりたい・・・と少しは思うものです。  …
  2. 2023-12-3

    【注意】怒っている人に怒り返すとドツボに嵌る

    怒っている人と接する時、「怒っている人に怒り返す」とタダのケンカ/言い合いになります。 互いに…
  3. 2017-7-2

    商談先でお茶を出されたときのマナー

    ビジネスでは好むと好まざるに関係なく他の会社を訪問してテーブルをはさんで商談を交わすことがあります。…
  4. 2017-4-21

    貯金をするタイミングは「お金が入ってきたとき」

    たとえば、今50歳の人が65歳の定年退職後に客船で世界一周旅行に出かけたい・・・それには約1千万円の…
  5. 2020-2-6

    話題がいつも「お金で買えるもの」の人/「お金で買えないもの」の人

    よく言われるように、人生では「お金で買えるもの」と「お金では買えないもの」があります。 &nb…
  6. 2021-12-27

    より良い人生を送るための種まきを年末に!

    「資産が億円レベル」という人であれば、かなりの贅沢さえしなければ老後の生活はほぼ安泰だと言えます。 …
  7. 2018-4-15

    人生、想えば成るものです!

    私は2014年春までは、普通に会社員生活を送っていましたが、50歳の誕生日で会社を退職してリタイア生…
  8. 2022-4-27

    福の神は善行者に試練を与えることで「福」を導いてくれる?!

    「福の神」という言葉があります。 日本では、福の神が付く人は「人知れず善いこと(善行)を繰り返…
  9. 2023-12-26

    人生計画(ライフプラン)を立てていますか?

    これまでのサラリーマンは年功序列で右肩上がりの昇給が毎年あり、さらに退職金があり、それ以外に独自の企…
  10. 2020-12-26

    【必読】3年あれば人生は変えられる

    人生を変えたければ、「住むところ」を大きく変えればまず間違いなく変えられます。 …

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る