日米間の10年国債金利に2%の差があると・・・

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

世界を股にかけてお金の運用をしている、いわゆる「機関投資家」と呼ばれる大手投資家は、その運用の一つに「国債」を組み入れています。

そうした機関投資家は基本的に長期投資を心がけているので、短期売買で利ザヤを稼ぐことよりも長期保有で利息等の安定的な収益を求めます。

たとえば、日本とアメリカの国債を買うときは、その利息(金利)差に着目して、当然利回りの良いほうに投資しようとします。

今は、日本の国債よりもアメリカの国債のほうが金利(利息)は高いです。

仮に、日米間の10年国債金利に2%の差があるとしたら、単純計算で2%×10年で20%分の金利差が取れます。

ただし、現実的には「神の見えざる手」が作用して、その金利差を埋めようと為替が円安に変動します。

1ドル=100円が均衡ラインだと仮定すると、20%分に相当する120円の円安に為替は近づいていくわけです。

もしも金利差が3%あれば、130円を目指す為替の動きになります。

まあ、あくまでも単純計算上の話ですが、言えるのは「日米の長期国債の金利差が広がれば広がるほど、為替は金利の高い国のほうが強くなる」・・・ということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トランプ大統領は「強いアメリカ⇒減税政策」を標榜しているため、かつて同じ方針を打ち出していたレーガン政権のときと比較されたりします。

ロナルド・レーガン大統領が誕生したのは1980年で、当時の為替レートは1ドル=226円台でした。

それが就任後、わずか2年で249円台まで23円も円安に動きました。

その後、ドル高を食い止めるために1985年にプラザ合意が行われ、そこから大幅に円高ドル安が進み、一気に128円台までいきました。

5年間で226円→249円→128円とほぼ一本調子で為替は動いたわけです。

また、レーガン政権の減税政策で国際的にもドル高になったために、当時の新興国だったブラジル・メキシコ・アルゼンチンなどから資金がアメリカへ流出し、その3か国は急激な自国通貨安に苦しみ結果的に財政破綻を起こしました。

トランプ政権で同じことがどこかの国で起こるのかどうか?・・・今の段階では何とも言えませんが、歴史に学び、海外に学ぶことは大切です。

人は、頭でわかっていても過去の先人と同じことを繰り返してしまうことがあります。

ビジネスの場にいる人は常に世界の動きに注目する姿勢が大切です。

為替について言えば、アメリカ国債の金利上昇をウオッチしながら、「高金利ドル高とそれに伴う双子の赤字(貿易赤字と財政赤字)」の風向きが変化する局面を見逃さないようにすることが大事だと思います。

一気の円安→(そこで米政府の何らかの施策)→一気の円高・・・といった急激な動きに要注意でしょうね。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目のお勧め記事!

  1. 2023-4-27

    自分への投資を怠らない・・・

    「初心忘るべからず」という言葉があります。 元来は世阿弥の『花鏡』の言葉で、 「是非の初心忘…
  2. 2017-11-16

    事業が不振だった時の事業報告書は要チェック!

    上場企業では、事業年度ごとに必ず決算短信を提出して広く投資家の人の目に触れるようにすることが義務付け…
  3. 2019-8-25

    不動産投資では「経営者」としての意識が必要→だから面白い!

    投資であれば、どんなことでもリスクが存在しています。 ここで言う「リスク」とは、本来は「不…
  4. 2017-11-1

    【ビジネスチャンス】「場」を設けられる人=「お金」を儲けられる人

    本屋に行くと「株で1億円儲ける○○」「FXで10万円を△△倍にする方法」「インターネットで□□円稼ぐ…
  5. 2017-5-16

    権威を身に付けたかったら・・・

    権威というのは、形はないし、目にも見えません。 本当はあるのかどうかも分からないようなシロモノ…
  6. 2017-6-11

    「新築アパート」の大家さんが収益をうまくあげられない理由

    不動産投資とは「家賃収入を得ること」と言い換えることができます。 日本国内には多くの「大家さん…
  7. 2024-5-12

    「収入ー貯蓄=支出」という行動を実践できていますか?

    「お金持ち」とまでは言えなくてもそれ相応の貯金・資金のある人たちは、共通して「収入ー貯蓄=支出」とい…
  8. 2019-6-24

    経営者/リーダー/マネージャーの違い

    経営者もリーダーも時には同じ意味で用いられることが多いですが、会社組織の中で、あえてそれを分けて考え…
  9. 2018-10-26

    【重要】財資産を築きお金の不安をなくしたら、自分の好きなことを存分にできます

    自分のやりたいことをやっていたら資産が築けた・・・というのは滅多にないと思います。 反対に、資…
  10. 2017-10-31

    【重要マインド】成長なくして成功ナシ!

    赤ちゃんや幼稚園児くらいだと「自分の思い通りにいかないと八つ当たり」します。 小学生~中学生~…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る