節約をするなら、たとえば「少しでも多くの金を貯める/残す」といった目的意識を持ち、自分で自分に言い聞かせることが大切だと思います。
また、そのための手段として「できるだけ少しのお金しか使わない」・・・という発想をすることも大事です。
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一般的に多くの人は「節約しよう(節約してお金を貯めよう)」と思ったあと、では一体何のお金を節約するのか?・・・というと、「電気・ガス・水道といった光熱費や食費」を削ろうとすると思います(そのくせ、スマホ代やネットに関わる課金料金は節約しようとしなかったりします・・・)。
トイレの水を貯めるところにペットボトルを入れたり(ちょっと古いかな?!)、こまめにコンセントを抜いたり電源を切ったりする節約方法は有名ですが、それよりも日々使えるお金の金額を減らすほうがはるかに効果的です。
外食を減らして内食にしたり、毎日自炊して、会社へも弁当を持っていくなどすれば、毎月数千円~数万円のお金を節約することができると思います。
でも、経済的自由を勝ち取っていくようなお金の教養のある人は、そうした生活費(光熱費)や食費という概念で節約をしようとはしません。
では何をもって節約をするのか?というと、これまでの自分の家計簿とにらめっこをして「一番支出額の多い品目から節約しよう(→減らしていこう)」とします。
冒頭の話に戻りますが、節約の目的を「少しでも多くの金を貯める/残す」ことに置くとすれば、そのためには一番支出の大きいものを削る/減らす」ことが有効であることは当然です。
極端なことをいうと、1個20円のもやしを10円で買って「50%も節約した!」と喜ぶのではなく、1万円で買っていた洋服を7千円で買うようにして「3千円支出を減らした(節約した)」というほうがよほど有効・・・ということです。
節約は「率」よりも「額」が重要です。
経済的な自由を勝ち取っていきたければ「〇〇費」を抑えようと発想するのではなく、真っ先に考えるのは「自分の家計の中で大きな支出割合を占めるものを削減しよう(節約しよう)」と発想することが大事です。
多くの人にとって顕著な例は「住宅にかかる費用」かもしれません。
ローン無しの持ち家であれば良いのですが、そうでなければおそらく家賃やローンが家計に占める割合は相当なハズです。
大きな家(間取り)であればあるほど、必要になる維持費や公共料金なども高くなります。
それらが果たして自分の支出として適切か?・・・とまず考え、できうる限りの手を使って節約を勤めることが大事だと思います。
他にも「車」や「保険」がそうです。
これらも相当見直しが必要だと思います。
そうやって、家計簿を見ることで自分の支出がどんなものに多くかかっているのかを知れば、自ずと打つ手は見えてきます。
節約は「何を節約するか?」を真剣に考え、率よりも金額自体を減らすことを真っ先に検討すると良いと思います。