ある調査では、2022年9月〜2023年8月の1年間のボーナスの使い道で第1位だったのは「旅行・レジャー(38.5%)」だったそうです。
4割弱の人が旅行・レジャーにボーナスをまわしているようで、それだけ生活にゆとりがあるということかもしれません。
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日本人のボーナスの使い道として昔からまず挙げられるものが「貯金」です。
先の調査でも実に12.4%の人がボーナスをそのまま貯金にまわしたと回答しているようです。
面白いのは、今回の調査では「投資」にボーナスを使ったという人が14.7%いたという結果です。
貯金よりも投資にまわしている人のほうが多い・・・ということは特筆すべき点だと思います。
それだけ日本でも投資熱が高まってきているのかもしれません。
おそらく新型NISAによるところが大きいと思いますが、多くの人がボーナスを投資してお金を増やしていこうと考えていることがわかります。
ただし、投資は「買えば儲かる」というものではありません。
リスクが必ずありますから、「絶対に儲かる」といった類の言葉に騙されてはいけないと言えます。
金融庁が昨年11月に公表した報告書によると、金融機関を通じて投資信託などを購入した個人投資家のうち損益がマイナスになっている人は7割程度いるとのことですからやはり安易に手を出してあとで悔やむことがないようにしたいものです。
また、時間の概念を持つことも必要で、今の時点で表面的損失になっていても時間が経てばプラス評価に転じる可能性もありますし、逆に一時的に儲かっているとしてもそれがずっと続くわけでもありません。
言えるのは「一喜一憂しない」ということです。
サラリーマンの中には今年のボーナスが昨年より増えたという人も多いと思われますが、使い道に関しては「自己啓発+将来への備え+今を楽しむ余暇費用」などよくよく検討して配分すると良いですね。