「急(せ)いては事をし損じる」という言葉があります。
急ぎ過ぎるとかえってうまくいかない・・・という意味ですが、急ぎすぎることを「焦(あせ)る」とも言います。
焦ると決断力が落ち、決断力が落ちると判断力が鈍ります。
ニワトリが卵を産むのには時間が必要です。
子どもが大きくなって大人になるにも時間が必要です。
真っ暗な夜から、太陽が昇って朝になるのにも時間が必要です。
今日買った株が値上がりして数十%の利益を出すにも時間が必要です。
・・・焦ると、そのどれもが失敗に終わります。つまり、急いては事をし損じる・・・わけです。
時間を味方にして=時間がかかることを許容して、時間が経つのをゆっくり楽しむだけの心のゆとりがなければ、大概の物事はうまくいきません。
それを、がめつく一気に成果物を得よう! とするのは「欲張り」です。欲張りになることは、心が焦っていることを意味します。
心が焦ると判断力が普段よりかなり低くなっていますから、普段ならうまくできることもまず失敗します。
でも本人は「気づいていない」・・・です。 なぜなら判断力が落ちているから・・・です。
特に「投資」では長期目線を持つことが大切で、時間をかけて物事を成し遂げる気持ちを持たないと投資はうまくいかない・・・と知ることも大事だと思います。