商売の鉄則は「安く仕入れて高く売る」です。
安く仕入れることができなければ、「さらに高く売る」しか手はなくなります。
それでもキチンと「売る」ことができれば何の問題もないのですが、商品やサービスには「適正価格」というものがボンヤリと存在していますから、それを大きく乖離していたら「売る」ことは難しいです。
値下げして・・・結局「仕入れより安く売る」ことになれば赤字となり、経営は破綻します。
とにかく「いかに原価を安くするか/仕入れ価格を下げるか」が大事です。
そのため、経営者には「安く仕入れる方法はないか?/原価を下げるには何をしたら良いか?」を事あるたびに考えることが求められます。
一方で、安ければ良いということでもなく「顧客満足」を満たすことも忘れてはいけません。
それらをバランスよく検討し続けることが大事です。
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不動産投資でも自分が保有する不動産の仕入れ価格は安ければ安いほど得られる利回りは大きくなります。
とにかく安く買う/安く買うために何をしたら良いのかを考える、一方で適正家賃をもとにバランスよく仕入れ価格のゾーンを把握しておく・・・といった姿勢が必要です。
自分には物件を安く買うことはできない/手ごろな物件は自分にはまわってこない・・・などとヘンな思考をせず、自分にもきっとチャンスが訪れることを信じたほうがベターです。
日々それとなくチェックし続ける姿勢が大切です。
不動産はなかなかすぐに良い物件が市場に出回るとは言いにくいモノです。
根気よく、コツコツと地道にチェックし続け、自分なりにその地域や物件の相場感覚を養い、自分が許せる価格帯の物件が登場したらすかさず問い合わせをする・・・という意識が大切です。
不動産投資とは「お金で年収を買うもの/お金が働いて自分の収入を稼いでくれる」ものです。
お金で年収を買うには、単純に利回りが高い物件を買うか、転売したときに儲かる物件を買うしかありません。
そのように予想できるモノ/想定できる仕入れ価格帯を自分なりに考え、それが出回ることを期待して日々チェックし続ける・・・です。
長期戦を最初から覚悟し、決して短期でお金を稼ごうとは思わないほうがベターです。
コツコツ・・・という長期戦で臨む意識が必要です。
だから、短期狙いの短気な人は市場に参入してきません。
そして、多くの人がそうした短気な人の類に属するのでそこに勝機があるわけです。
不動産投資はビジネスとして成立させることが重要で、ビジネスである以上は「まずは顧客ありき」で、ビジネスモデル(儲けさせていただく仕組み)の構築が重要です。
何度もこれらを実現していくと確実に経済的自由を手に入れられますし、不動産投資家(ビジネス経営者)として生きていくことができると思います。