車を運転する人は他人が運転する車に乗ると(特に助手席に乗ると)怖い思いをする・・・とはよく言われる話です。
それは自分が運転するのと他人が運転するのとではその運転技術や習慣に差があるからで、その差とその瞬間の自分の居場所との相関に違和感を感じてしまうからだと思います。
また、ジェットコースターが苦手だという人は少なくないと思います(私もその一人です)。
これは自分が客の立場で後部座席に座っているからで、もし自分でハンドルを握って運転席に座っていればそれほど怖くはない・・・とも言われます。
つまり、人生何事も「他人に操られていると先が見えなくて不安が募るけど、自分で自分の進む道を舵取りできるならそんなに怖い思いはしなくなる」ということです。
自分の人生は自分でコントロールしよう!と常々言っているのは、こうしたことも背景にあります。
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投資も同様です。
他人が言うがままに自分の大切なお金を投じて投資活動を行なうと、自分なりに想定した未来を見ることがしにくくなり、その結果どうしても不安感が先に立ってしまいます。
自分が主導する投資(自分でコントロールする投資)と、他人が主導する投資(自分ではコントロールできない投資)とでは、その興味度合いも安心感も全然違います。
昨今岸田内閣が唱えているように、時代は自分の長い人生の中から投資活動を選択肢から外すことはできなくなりつつあります。
実際、投資活動は人生を豊かにする/時間を短縮する、という意味でとても重要だと思います。
若い人は時間を味方につけることができます。
投資冥利の一つに「複利」がありますが、複利は期間が長ければ長いほどその効果は絶大です。
若いうちから将来を見据えて長期的な積み立てをすることや分散投資によって着実な運用をすることも大切です。
人生100年時代・・・です。
今現在20代の人は、かなりの高確率で100歳以上まで生きられると思います。
そうした人にとって「人生」はまだまだ長く果てしない・・・です。
かと言っても、実際に「健康に過ごせる」のはせいぜい70歳くらいまでかもしれません。
80代・・・90代で心身ともに健康な人はそれほど多くはないと思われます。
「健康寿命」という言葉があります。
これは「健康上の問題で日常生活を制限されることなく過ごせる期間」のことを言いますが、2021年時点で男性の「健康寿命」は72歳、女性の「健康寿命」は75歳だそうです。
あくまでも「平均値」なので個人差がありますが、一つの参考にはなります。
そう考えると、今の中高年の人は自分が健康でいられるのは70歳前半くらいまでだと認識し、それ以降は身体を使ってのお金稼ぎはなかなか難しいと思っておくほうがベターです。
日々の暮らしのためにお金を稼ごうと思っても、その年齢になると結構厳しいものがあると思いますし、その年代になればむしろ「もっと好きなことだけをやって人生を謳歌したほうが良い」と思います。
自分の人生は自分で決める!自分でコントロールする!ことを大前提に置き、他人に手綱を握られることなく生きていくためにも若い頃/現役時代からいろいろ考えたうえで行動を起こしていくことが大切だと思います。