投資でも投機でも、リターンを求める行為に「リスク」は付き物です。
人はリスクを嫌いますから、一番に求めるのはローリスク商品で、それがハイリターンであればなお喜びます。
ところが、世の中そんなに甘くなく、そのように都合の良い商品はまずありません。
ローリスクを求めるならローリターンですし、ハイリターンを求めるのならハイリスクとなります。
なぜ、「ローリスク・ハイリターン商品」が無いのか?
答えは簡単です。
仮に、ローリスクでハイリターンだという商品があったなら、人々は途端に挙(こぞ)ってその商品を求めます。
商品の供給量が一定のところに大量の需要が入ってくると、商品価格はつりあがります。
すると、ローリスクだったハズの商品はいつの間にかミドルリスク・・・ハイリスクとなっていき、結局のところハイリスク・ハイリターンという意地悪な結果になります。
だからローリスク・ハイリターン商品はまずもって無い!と思ったほうが無難です。
・・・・・・・・・・・・・・・
また、ハイリスク・ローリターンの商品もあまり存在しません。
なぜなら、リスクが大きいのにリターンが小さいのなら誰も買おうとはしないからです。
したがって、世の中に出回っている投資・投機商品は自然と「ハイリスク・ハイリターン商品とローリスク・ローリターン商品」の2つだけというのが原則になります。
こうしたことを踏まえて、もしどこかから甘い勧誘の電話等があった際には、話を疑ってかかるのが良いと思います。