5月から「令和」時代が始まり、早6ヶ月(=半年)が経とうとしています。
これからの時代は、昭和時代のように会社で一生懸命に働けば毎年自動的に昇給していく時代でもなければ、平成時代のように定年退職後はギリギリ公的年金だけで悠々自適に暮らせる逃げ切り世代もいなくなる時代です。
家計の経済的な面は自分の努力と知恵で自分自身の力によって何とかしなければいけない時代になったと思います。
その一つの大きな原因は「多くの人が長生きするようになった」ことにあります。
つまり、以前は手放し・無条件に喜ばれた「長生きすること」が、今後は手放し・無条件では喜ばれなくなりつつある・・・というわけです。
人生における重要なリスクの一つとして、「長生きリスク」が叫ばれるようになり、自分の将来のことは自分で考え、それに向けて早く準備することが求められる時代になったと言えます。
また、会社が終身雇用を放棄した今、会社に人生を捧げる時代でもなくなり、一度や二度の転職は当たり前の時代になっています。
従来型の人生設計(公的年金だけで老後を暮らす)はもはや通用しない・・・と早い段階で割り切って、自分の人生設計を大きく変化させる勇気も必要です。
人生100年時代・・・と言われ、これからは寿命は伸びるけど収入は伸びない・・・という人が多くなります。
いつの時代も、経済的な安定を得るためには絶えず自分の知恵を使って自分の生活パターンにとってどんな収入源を持つのが良いのか?を考えることが大事です。
ただ雇われて会社から給料をもらうのではなく、個々人が、何らかの権利収入(=就労収入ではない収入)の源泉を持つことが大事だと思います。
お金を増やす資産や仕組みを作るといったいわゆる「投資の概念」を組み入れる必要性が高まっていると思います。
この必要性は、歳をとればとるほど痛烈に感じられると思います。
まだまだ現役バリバリの30代・40代の人には実感として湧かないかもしれませんが、もう既に50代・60代の人にはよくわかると思います。
就労収入以外の収入(=権利収入)の源泉があれば、万が一にも事故や病気で自分や家族が働けなくなったときでも収入が途絶えることはありません。
「収入ゼロ」になることが無いのは、精神的にも非常にありがたいことです。
自分の人生を安全で快適に過ごしていくためには、その過程のどこかで「投資」に関して目を背けずに学び、実践してみることが大切だと思います。