サラリーマンの仕事には常に「納期(締切日/締め切り時間)」があります。
仮に、上司からその日時を指定されていなくても、自分で独自に設定して仕事をすることも必要です。
その場合でうまくないのは、「締め切り日をまるでその段階(=締め切り日ギリギリ)で終わらせることが是だと言わんばかりに」仕事を組み立ててしまうことです。
たとえば、上司から「月末までの2週間で・・・」という締切日の時間猶予をもらったとき、せっかく2週間もあるのにその2週間を無駄に使って、2週間後の月末直前に仕事にとりかかって何とか月末までに仕事を終わらせる・・・というパターンです。
納期(=締め切り日時)は、あくまでも一つの区切りであり、ゴールであり、とりあえずの終点です。
終点でありながらも「次の仕事の始点」にもなりえます。
「まだ(締め切りまで)余裕があるから大丈夫・・・月末までだからまだいいや・・・」といった感じで、のんびり構えていると、あっという間に納期がやってきます。
その結果、心を乱して髪を振り乱して仕事をする羽目陥ります。
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納期(締切日時)までに「ギリギリ」で終わらせるという考え方はNGです。
むしろ、納期(締切日時)までに「余裕」で終わらせる、という考え方をするのが良いと思います。
仕事のボリュームを調整して平準化していくほど、すべての仕事は捗(はかど)ります。
事前にできるものはすべて前倒ししてやっていく姿勢が大切です。
そうしていけば、思わぬチャンスに遭遇することもあります。
でも、締め切りギリギリの仕事をしていたら、チャンスにも遭遇しないし、遭遇してもつかみ取れません。
なぜなら、「余裕」がないからです。
「余裕」とは一種の「空き状態」です。
空いていなけば「入れる」ことができません。
納期(締切日時)までに「余裕」で終わらせる、という発想が大事だと思います。