人生100年と考えれば、50代はちょうどその折り返し地点に立つ時期です。
50代になるまでの50年間は長かったと思いますし、昔のことは忘れていることのほうが多いと思いますが、これから先の人生50年は結構早く進むかもしれません。
幼い頃の約20年間は自分のお金が無く、自由にモノを買うこともできませんでしたが、50歳にもなればたいていのモノは不自由なく買えるでしょうし、いろんな体験をすることもできます。
付き合う人々(自分の近くにいる人たち)も、前半の50年と後半の50年はまったく違うようになると思います。
そんな長い人生を思いっきり楽しみたいものですし、そのためにも1日24時間を「仕事に追われる」のではなく、「自分の好きなように過ごす」ようにしたいものです。
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サラリーマンが50代で今後のキャリアを考えるとき、その選択肢の道は大きく4つあると思います。
1.今の会社で継続して働く
2.他の会社に転職する
3.自分で独立・起業する
4.働くことを辞めリタイアして生きる
注意すべきは、独立・起業するにしろ、仕事を続けるにせよ、50代以降の多くの中高年には高収入につながる面白い仕事は減っていく傾向にあると知り、それを踏まえて何らかの準備しておくことが重要だ・・・ということです。
1であれ2であれ「雇われ人」として他者の下で指示・命令に従って就労するということに変わりはありません。
2は自分の力量次第でいかようにもできますが、起業当初はおそらく相当の労力が必要になり、就労時間はサラリーマンのときよりも長くなるかもしれません。
4は一番自由で本来の人間としての生き方を楽しむことができると思います。
推奨したいのは「4」ですが、そのためには背景に「経済的に不自由がない」という前提が求められます。
多額の遺産相続/高額宝くじ当選・・・などの例外を除き、一般的には50代以降の必要金銭すべての額を50歳前後で持ち合わせているとは考えにくいです。
だからこそ、その代わりとなる何らかの手が必要です。
その代替案として有効なのが「権利収入」であり、50歳時点で多額の金銭を持っていなくても以降順次日々の生活に困らないだけの安定した収入がある・・・という仕組み(=権利収入)を持つことが大切になります。
その権利収入には「特許・印税・配当金・・・」などがありますが、元サラリーマンが手に入れやすいのが「家賃収入」です。
家賃収入を得るにはいわゆる「大家さん」になる必要があり、併せて「賃貸用の不動産を持つ」ことが大条件となります。
これを「不動産投資」と呼んだり「不動産賃貸事業」と呼んだりしますが、どちらも意味合いはほぼ同じです。
あくまで自分の人生ですから自分で選ぶべきことですが、不動産投資に一歩踏み出すにはそれなりの勇気が必要で、多くの人はなかなかその勇気を出すことができないでいます。
いつの時代も人が生きていくために「住むところ」が必要です。
株式が無くても生きていけますが、住むところがないと人は生きていけません。
不動産賃貸事業というのは社会的にもたいへん意義のある事業だと思います。
そんな社会的貢献をしながら自分の生きていく糧を得ることができる・・・とは何とも素晴らしいことだと思います。
自分の人生後半を豊かに幸せに生きるためにも、50代になるころにはいろんなことを考えて行動に移しておくことが重要だと思います。