
上司が部下を自分のデスクに呼んだとします。
上司にそのつもりがなくても、上司の言うことは得てしてすべてお説教や文句に聞こえてしまうのが部下というものです。
なぜなら、たいていの場合は上司が部下を呼んで何かを話すのはベクトルが対立した方向にあるものだからです。
そのときに「部下の短所や問題点をそのままズバリ!と指摘して終わり」にするのではなく、「その短所に当たる部分をこうすれば君はもっと成長するよ・・・ 」という言い方に変えると、たったそれだけで部下の受け止め方は変わります。
これだとベクトルが同じ方向を向くので、部下は受け入れやすくなるわけです。
部下は、ただでさえ上司と話すときは緊張しています。
反対方向のベクトルで接して得になることなんてありません。
上司と部下は同じ会社で働く仲間ですから、ベクトルは常に同じ方向を向いていることが大事です。
普段から意識して言動を起こすことが大事です。
ここで一つ重要なことがあるとすれば、部下の短所・欠点をどうすれば良くなるのかを適切・的確に見抜くだけの力量を上司が持っているかどうか?・・・でしょうね。