部下マネジメントで部下がついてきてくれるコツは、「上司の言うことに従っていたら給料が上がった」という既成事実があることです。
もちろん、それが社会通念上、いろいろなことに抵触するとか違反するといったものであってはいけませんが、上司の言うとおりにやっていくと仕事がラクになる/仕事が楽しくなる/スムーズに仕事が捗る/残業や休日出勤がなくなる・・・といったことも付随していくと部下はますますその上司についていこう(従おう)という気になります。
そこまで部下マネジメントができるような上司はとても優秀ですし、すばらしい上司だと思います。
部下が真剣に働くかどうかは、「この上司についていけば自分にとって良いことがある(ありそうだ)」・・・と思ってもらえるかどうかにかかっています。
その最大の要素は「給料アップ」であり、あるいは「就労時間の短縮や休日の増加」です。
逆に言えば、上司はそうした上司になれるように努力することが大事ですし、そのために何をどうすべきか?などを考える姿勢が大切です。
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上司(管理職)となったら、「部下の給料を上げること/部下の就労時間を短縮する」ことを一つの目標として自分の中に留め置く姿勢はマネジメントにおいて重要です。
そこでの一つのヒントになるのは、部下になった人に面談をして「今の仕事で一番困っていることは何か、どんなことか?」を聞き、その改善を図ることです。
仕組みから変えていくわけです。
また、自分はこんなに頑張っているのに給料が上がらない!・・・と不満を持つ部下に対しては、「なぜ君の仕事が評価されないのか(されにくいのか)?」という根本の理由や原因を見つけてあげることも大事です。
そうしないとせっかくの経営資源が有効に活用されませんし、宝の持ち腐れになってしまう恐れもあります。
こうやっていけば君の給料を増やすことにつながるんだよ・・・ということがわかれば人は自ら動き出します。
また、「自分は別に出世しなくていいし、待遇も現状のままで良いです」・・・と斜に構えているような部下がいたなら、「じゃあ、今の給料・待遇で構わないんだね!」と納得するんだね」と念押しをして部下自身の言葉で言質を取ることがコツです。
そうやって、多くの人が賛成し反対する人が少なくなるマネジメントをとっていけば組織力は確実に高まります。
部下の給料を上げられるような組織マネジメントを執ることをいつも考えている上司は立派ですし、そうした上司になることを一つの理想形においてリーダーシップを発揮することも大事だと思います。