新社会人が五月病のなるきっかけの一つ

サーカスの大人ゾウはつながれている鎖やロープを引きちぎって逃げることはいくらでもできると言われます。

ところがゾウがそれをしないのは幼い頃に鎖につながれて、なんどもそうやって引きちぎろうとしたけど(まだ力が弱くて)できなかった・・・という「学習した絶望感=やるだけムダ」という固定概念を持っているからだとされています。

同じような話で、ある心理学者が犬を鎖でつなぎ、犬が逃げようとするたびに電気ショックを与えていたところ、犬は「もう逃げることはできない」と観念(学習)したらしく、鎖をほどいてもにげようとはしなくなった・・・という実験結果があるそうです。

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会社内で、部下を強い口調で叱りつけたり、罵ったりする上司はこれと同じことをやっています。

部下は早くその場から逃げたい!と思っていろんな口実を探しますが、結局上司がそれをピシャッ!と止めて、また叱りつけます。

こうした上司の態度が何回も続くと、部下は委縮して意欲や気力を失います。

何を言ってもムダだ・・・どうせ話をしても聞いてもらえない・・・言うだけムダだからやめておこう・・・と学習するわけです。

この「学習した絶望感」は「負けグセ」に通じますから、マネージメント上うまくないやり方だと思います。

部下指導では、委縮させるのではなく、伸ばしてあげることが大事です。

さらにそうした部下は当然上司が嫌いになり、その職場がも嫌いになり、勤めている会社も嫌いになり、場合によってはその会社の商品・サービスも嫌いになります。

そんな負の連鎖を巻き起こしていたら、経営陣にとってデメリットだらけです。

「学習した絶望感=やるだけムダ」という発想を部下に持たせないように、「ほめて」長所を伸ばすようなマネージメントが大切だと思います。

5月になると「五月病」というのが流行ったりしますが、五月病のきっかけの一つはこうしたところにも一因があるのかもしれませんね。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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