舛添都知事と囚人のジレンマ

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

舛添都知事の答弁で、千葉県のリゾートホテルで面談した関係者は元新聞記者の出版会社社長とのことらしいですが、肝心のそれが誰であるかは明かされませんでした。

これだと、その話が本当かどうかわかりませんからウソである可能性も否定できないわけです。

一般常識で言って、その人物を隠匿するのはかなり不自然なことだと思います。

この件で思い出したのがいわゆる「囚人のジレンマ」と呼ばれるものです。

・・・・・・・・・・・・

囚人のジレンマ

例)違法行為を犯して自分と相手の双方が逮捕されたとします。

検事は真実を求めてこんな自白すればこうなる・・・とそれぞれ別個に持ちかけます。

1)自分が自白して相手が黙秘したら、罪はすべて相手が背負い相手は懲役10年、自分は無罪放免

2)自分が黙秘を続けて相手が自白したら、罪はすべて自分が背負って懲役10年の刑

3)自分も相手も自白したら罪は半々でそれぞれ懲役5年

4)自分も相手も黙秘を通し続けたら両方とも若干の罰金で釈放される

こうしたケースで自分にとって一番いいのは 1)のケースで、自分が自白して相手は黙秘を続けるケースです。

でもそんなウマい話にはまずなりません。

次に有利なのは 4)の2人とも黙秘をするケースです。

若干の罰金で済めばガマンできます。

でも、自分が黙秘をしても相手もずっと黙秘してくれる保証はありません。

自分にとって最悪なのは、自分は黙秘しているのに、相手が自白してしまって罪を自分がすべて背負う 2)のパターンです。

・・・この「囚人のジレンマ」はそれぞれが意思疎通できないという前提があります。

意思疎通できないからこそ、相手がどう出るかわからないため「ジレンマ」が起きるわけです。

ただし、ここでそもそも相手がいるという前提という条件がひっくり返って、相手はもともと不在・・・となれば話は別です。

自分がウソつきですべての責任を背負う義務が生じるだけです。

舛添都知事の場合は言いたいけど言えないのか?それとも言おうにも言える人がいないのか?

・・・まあ、だいたいこうした問題の最終決着はいつも同じです。

それは歴史が教えてくれています。

信頼を失い、信義にもとる行為を行った人物は、遅かれ早かれ表舞台から消えていくのが世の常ですね。

【御礼】
人気ブログ「新ベンチャー革命」様に本記事を取り上げて頂きました。

誠にありがとうございました。

■新ベンチャー革命
「舛添東京都知事はなぜ、最悪のカタチで辞任に追い込まれたのか:シナリオ思考法(アウトサイド-イン・シンキング)の訓練ができていなかったから」
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35993534.html

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

注目のお勧め記事!

  1. 2017-8-21

    昨日まではうまくいっても、今日はうまくいかないこともあります

    「昨日までの成功方法が今日からの失敗方法に変わることもある」・・・と思います。 なぜなら、時代…
  2. 2018-9-23

    【重要】あなたが得る収入の「本質」とは?

    よく言われることですが、人生で大成功をする人というのは自分のことだけではなく、他人も成功したり幸せに…
  3. 2019-10-15

    相場が下がって安くなったときに買って損をした人はいない?!

    株の売買で儲けるなら、基本は「安く買って高く売る」です。 問題は、いつ、いくらなら、「安い…
  4. 2018-2-4

    ピンチ(問題勃発!)のときはこう考えよう・・・

    問題が起きた時には「今、自分は試されてる」・・・と思うようにすると、人は冷静になれます。 何か…
  5. 2018-8-20

    新社会人に必要な「多岐亡羊(たきぼうよう)」とは?

    クイズやレジャー施設にある「迷路」というのは、「入口は一つ、出口も一つ、でもその途中経路は複雑でいく…
  6. 2017-3-28

    若いときほど、金融商品よりも自分への投資を!

    金融商品に投資をして「お金に働いてもらう/お金がお金を生み出す」・・・ということを実践することは大切…
  7. 2023-2-20

    有り難い人生

    困難が無い人生は「無難な人生」 困難が有る人生は「有り難い人生」 有り難い=ありがたい・…
  8. 2017-12-16

    出来事は一つ、人生はそのとらえ方次第です

    たった1つの失敗で自信を喪失した人は、その出来事を「人生最悪の過去」と記憶しているかもしれません。 …
  9. 2017-7-2

    商談先でお茶を出されたときのマナー

    ビジネスでは好むと好まざるに関係なく他の会社を訪問してテーブルをはさんで商談を交わすことがあります。…
  10. 2018-6-15

    努力という土台の上に「運」が舞い降りてくる

    秋元康さんが以前こんなことを言っていました。 僕は38年間、スターと呼ばれる人たちを見てきまし…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る