他人と自分を比べて一種の優越感を感じられると嬉しい・・・と思う人は多いです。
逆に、そこで劣等感を感じたとき、そのまま気持ちが萎えてしまうパターンの人と、奮起して「もっと頑張ろう/自分もいずれああなりたい」と前向きな気持ちになるパターンの人がいますが、たいていは前者のパターンです。
私はそもそも「他人と比べない生き方がより重要」だと思っていますが、まあ、そうは言っても人はつい「他人と自分を比べる」ことをしてしまうものです。
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人がお金を使うとき、たいていの場合は「物欲」に駆り立てられたときです。
それはそれで正当なお金の使い方ですし、どんな人でも必ず通る道だと思います。
そこには、若干の「他人との比較」による影響が関係しているのかもしれません。
そうした「物欲による消費活動」も、いずれ歳を取っていくと自然に物欲が薄れていくために「お金を使ってモノを買う」ということをしなくなります。
できることなら、「歳をとって自然に・・・」ではなく、若いうちから「自分の意思」でそうした行動をとれるようになりたいものです。
そして、その時の行動パターンは単なる物欲によるものではなくて、「目的をもってお金を使う(モノを買う)」ということでありたいものです。
「単に欲しいから」買うのではなく、一つ一つの購買にキチンとした目的を見い出し、「それを買うことでどんな価値が自分にもたらされるのか?」ということを自分なりに踏まえたうえで買う・・・ということです。
何もそこまでしなくてもよいのでは・・・?と思われるかもしれませんが、それが「生き金の使い方」であり、デキるビジネスマンたちはみんなやっている習慣の一つです。
デキる経営者たちも「生き金の使い方」をとても大切にしています。
「生き金」は未来・成長・発展・生産・実現・喜楽などの言葉と縁の深い概念です。
未来に向かって自分を成長させることに約に立つお金の使い方、あるいは他者の喜びを得られることに自分も喜びを覚えて使うお金・・・それが生き金の使い方だと思います。