親は、我が子には人生の歩むべき道を失敗なく痛みなく進んでいってほしい・・・と願います。
イヤな感情をたくさん抱くよりは、心地よい感情をたくさん抱いて生きてほしい・・・と願っています。
もっと言えば、不幸な人生ではなく幸福な人生を歩んでほしい・・・と切に願っているものです。
そうした理想の人生は極端に言えば「ベストの道」ということであり、さらに言い換えれば「正解の人生」です。
でも、そんな「正解だけの人生」なんて存在しないし、そもそも何が正解で何が正解でないかなんて誰にもわかりません。
なぜなら「人間万事塞翁が馬」だからです。
人生では一つの道しか歩けないけど、人生には道が一つしかないわけじゃない・・・です。
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受験や就職試験で一度も落ちたことのない人なんてそんなにいないでしょうし、希望していた学校・会社に入れなくてもその後幸せな人生を歩んでいる人は多くいると思います。
みんな、過去がどうあれ、それなりに「今を」生きているわけです。
人生には答えが一つ限りではなく、複数・・・いや無数にあると言えます。
実際に選択できるのは「一つだけ」ですが、選びきれないだけであって本当は「他にも」答えがあり、別の選択をすれば当然別の人生につながっていきます。
どんな選択をしても、どんな決断をしても、自分が自分の意思で選んだ道を尊重し、「きっと何かいいことが起こりそうだ(起こるだろう)」とワクワクする姿勢が大切だと思います。
暗くなってきたら部屋を明るくするために照明(電気)をつけるのと同じように、もし気分が暗くなりそうになったら「何かいいことが起こりそうだ」とか、「不思議と面白くなりそうだ」・・・と自分に言葉を投げかけることを当然の仕草にすると良いと思います。
言葉や表情を明るくすることで実際その後は何とかなっていくものです。
人生には道が一つしかないわけじゃないけど、自分が選んだ今の道が自分にとっては最良(ベスト)だと信じ、ひいては「自分を信じる」ことを忘れないように生きていきたいものですね。