ビジネスでは「5W2H」を意識することが大切です。
When いつ?
Where どこで?
Who 誰が?
What 何を?
Why なぜ?
How どのように?
How much いくらで?
特に、社内で上層部に提出する稟議書や各種申請書の類ではこの「5W2H」が記されていることが大前提であり、ビジネスマンであれば常に意識していることです。
そんな5W2Hですが、全部で7つある項目を会話において用いるとしたとき、あえて分けると6:1に分けられます。
他の6つと違う項目は「Why」です。
何が違うのか?
いつ/どこで/誰が/何を/どのように/いくらで?・・・の6つの項目は、客観的にすぐさま回答できる質問項目です。
予め答えが決まっていて、答えようと思えばすぐに答えられます。
ところが、「Why(なぜ)?」だけは考えないと答えがなかなか出てきません。
もちろん、しっかりしている人はすぐに答えられるのですが、多くの場合は「なぜ?どうして?」と聞かれると即答には窮すると思います。
即答できない・・・ということは、ある意味では「会話を盛り下げる」ことになります。
考えないと出てこない・・・ということは会話のテンポも遅くなります。
カウンセリング/コンサルティングなどは別ですが、日常会話の中で他愛もない話をしているときはあまり「Why」を多用しないほうがベターだと思います。
まあ、中には「よくぞ聞いてくれました!」とばかりに、「なぜ?」の回答を話したがる人もいますので、そこはケースバイケースですが、「Why」は諸刃の剣でもあると思います。