出世でも、スポーツでも、芸能の世界でも、初心者の立場からスタートして徐々に段階を経て上手になって上へあがっていく・・・という道が王道と呼ばれる道のりだと思います。
中には、たまたま運よく途中の道・ステップをカットして端的にスッと上へあがっていける人もいますが、それは「運が良かった」という表現をすべきで、誰でも狙ってそうなれるものではありません。
言えるのは「地道にコツコツと歩む」ということですが、これができる人はなかなか少ないようで、多くの人は途中で頓挫・挫折してそれ以上先の道を諦めます。
継続は力なり・・・とはよく言ったもので、まさしくそのとおりだと思います。
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優れた人を見て、あそこまで上手になるまであの人はいったい自分の何倍の努力をしてどれだけの失敗もこなしてきたのだろう?・・・と発想できる人は将来伸びる芽を持っています。
地道なステップを是と捉えているからです。
この発想をせず、「失敗しないで一気に上手になる方法はありませんか?」などと横着した質問をしたり、短時間で上級者と同じレベルになりたがるような人は伸びる芽を持っていません。
上手な人が下手な人より確実にやってきたことは「量/数」です。
それだけ多くの努力と失敗の経験をして現在の境地に立っています。
それ無くして、一切経ることなく、一気に上級者レベルの境地に立とうなんて思う人は、結局何も大成できない人です。
量は質に転化します。
一事が万事です。
量・数と質の両方が伴ってこそ上達の道が拓けます。
地道にコツコツ王道を行くことを是とすることが大切だと思います。