サラリーマンの多くの人には「老後2,000万円問題」が刷り込まれていると思います。
それだけ世間を賑わせたニュースだったからです。
一般的に老後資金は2,000万円不足すると言われているようですが、事はそう簡単なモノとも言い切れません。
そもそも2,000万円という数字はどこから算出されているのか・・・?
算出条件は以下のとおりだそうです。
①夫65歳以上、妻60歳以上で共に無職である
②30年後(夫95歳、妻90歳)まで共に健在である
③その間の家計収支が毎月5.5万円の赤字である
この前提条件が万人にすべからく当てはまるとは言えません。
したがってすべての人に老後で2,000万円不足するわけではない・・・とよくよく考えてみればわかることですが、ここで一歩進んで「自分はどうなのか?」と検討してみる姿勢が大切だと思います。
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老後に備えて貯金をすることも大事ですが、貯金だけではなく「実収入があること」といった意識を持つことはもっと重要だと思います。
貯金だけで老後の対策をしようと考えると、
①将来の不安からお金が使えない
②貯金が目減りしていく恐怖
に苛(さいな)まされる恐れがあります。
だからこそ、単に2,000万円を貯めるのではなく、「毎月安定的に20万円の収入を得るシステムを作る」という発想をして、スグにはムリであっても「毎月安定的に〇万円を得る」という経済的状態に向けて努力をする、という方向性を持つと良いと思います。
実際、多くの人は病気、怪我をして入院するリスクがありますし、インフレの問題もありますし、多少の贅沢もしたいと思うハズです。
予測しない事故やローンの返済やたまにする贅沢も考慮して(=不測の事態に備えて)お金を準備するほうが人生は安泰です。
自分の人生をいかにしてハッピーで終焉を迎えるか・・・をサラリーマンは現役時代のうちにあれこれ考えてみると良いと思います。