仕事とプライベートの時間の過ごし方にはいくつもの違いがありますが、そのうちの一つがこうです。
仕事は「何ができるか」を「何を楽しめるか」に優先する。
プライベートは「何を楽しめるか」を「何ができるか」に優先する。
何ができるか?・・・これは自分と他者の問題で、自分が他者に貢献することが内包されています。
何を楽しめるか?・・・これは自分だけの問題で、他者への貢献は含まれていません。
人生を大きくとらえたとき、就労している時期と就労していない時期(リタイア後など)で見ても同じことが言えます。
就労している時期は「何ができるか」が大事です。
就労していない時期は「何を楽しめるか」が大事です。
そして、人生を長く生きてくると、その両方ともに大切なことではあるけども、人生の後半ではより「何を楽しめるか」のほうが大事になってくる・・・と気づけます。
自分に「できること」が増えるよりも、自分が「楽しめること」が増えるほうが、老後などの人生後半の時期を過ごすには重要なことになる・・・ということです。
何ができるか?・・・は、AIが登場してきた今の世の中では、あまり意味をなさないことになりつつあります。
何を楽しめるか?・・・は、人間ならではの高度な感性が必要なことです。
何もすることのない人生は空虚で、つまらないものです。
物事は「好き」・・・「得意」・・・「できる」・・・も大事ですが、やはりそれ以上に「楽しい!」「面白い」と思えることを多くするほうが充実した人生になると思います。