お金に関する本や意見や考え方はいろいろあります。
古今東西、いろんな人がいろんなことを述べていらっしゃいます。
私は「お金は使うためにある」と考えていますが、ただし、単に使うことだけを考えるのではなくてその前にいろんなことを考慮して生きる姿勢が大事だと思っています。
お金を「使う」と言っても、まずは入手しなければ使えません。
そうは言っても、お金を自分で鋳造・印刷することは禁じ手(違法行為)ですから、一般的にお金を得るには「稼ぐ」という行為が必要です。
すると「1.お金を稼いで 2.使う」という流れになりますが、それだとお金を稼げるうちは良いとしても、何らかの事情でお金を稼げなくなると人は生きていけなくなります。
ここで「お金を稼ぐ」と「使う」の間に「お金を貯める」という行為を入れると、不安感を安心感に変えることができます。
これらは一般的に多くの人が実際に行なっている手法です。
「お金を稼ぐ → 貯める → (残った分を)使う」という人には確実にお金が貯まっていき、不安感はどんどん弱まっていきます。
ところが、「貯める」の順番を間違えて「お金を稼ぐ → お金を使う→ (余った分を)貯める」という流れにすると、お金は貯まらず不安感はいつまで経っても解消されないので要注意です。
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いずれにしても多くの人は「稼ぐ+貯める+使う」という3項目の行為の理解で止まってしまいます。
ここにもう一手を加え4項目の発想をすると未来をさらに安心色に染めることができます。
それが「増やす」という行為です。
増やすには「貯めたお金」を使うのが良いです。
なぜなら、その方が金額が多くなり増やしやすくなりますし、貯めたお金であれば火急の使用必要性は薄いため日々の生活に支障はないからです。
すると構図はこうなります。
「お金を稼ぐ → 貯める → 増やす → 使う」
また、「増やす」という行為は言い換えると「投資をする」ということです。
こうした発想をもってお金に対応していく姿勢が大事だと思っています。
実際、私自身がそうやって生きてきましたし、詳しいことは著書にも記しました。
総して「お金の教養」と言い換えられますが、大事なのは自分なりの哲学を持ち、その哲学に沿って生きていく姿勢だと思います。