何かの有料講座・教育プログラムを作るとき、手法としては大きく2つのやり方があります。
A. まず講座を作ってからその後で「この講座の適正価格はいくらだろうか?」と考える方法
B. 受講料を先に決めて(たとえば20万円)、その後で「20万円の講座を作るにはどうしたらいいか?」と考える方法
要するに中身を先に作るか、それとも価格を決めるのを先にするか・・・ということです。
多くの場合は無意識のうちにAを選択している人が多く、Bの発想を持っている人は少ないと思います。
あながち間違いではないのですが、順番としては先にBで主軸となるものを一つ作り、その次にAで複数の商品設計をしていくのが良いと思います。
すなわち中身を考える前にまずは価格を決めて、その価格に相応しい中身(主軸となるもの)を作っていくことを優先するわけです。
それができてから「A」商品を作っていきますが、あくまでも「主力商品はBとする」ところがポイントです。
そして、これも重要なところですが、「B」商品を前面に売り出すのではなくて、「A」商品を前面に売り出し(←エサにするわけです)、Aで興味を持った人たちを対象にBを売ります。
つまり、順番としてはA→Bへと誘(いざな)うようにするわけです。
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価格を決めてから中身を作る・・・といっても、その価格が高額になればなるほど中身を作るのは容易ではありません。
でも、ある程度の高額商品を作らなければビジネスとして意味がありません。
街のカルチャースクールや公民館で自治体が開いているような講座等と同等レベルの商品では、有料で高く販売することは難しいと思います。
同等レベルだと思われないためにはどうしたらよいか?
そんな講座と一線を画すにはどうしたらよいか?
・・・をじっくり深く考えることが大事です。
受講者が集まる大黒柱の○万円講座をまずは用意する(作る)!・・・と決意し、その中身を考え始めると、いろんなことに気がついたり、自分の成長に役立ったりします。
最初ラクな思いをしてその後に半永久的に苦労を重ねると、心身ともにやられます。
最初はちょっと苦労しますが、その後に楽園が待っているほうがベターです。
もしも、そうした商品を作ることができなければ・・・・・・そのビジネスからは「撤退!」が望ましいというだけのことで、それが健全だと思います。