
外国の子どもは「働かないとお金を手に入れられない」という発想が身についていると言われます。
それに対して日本の子どもはお小遣いに対するハードルがとても低いため(=親などが簡単にすぐにくれるので)、お金は他人からもらって当たり前・・・みたいな感覚を子どものうちから持っています。
お年玉やお盆などに親戚からもらうお小遣いなど顕著な例で、子どもが「稼ぐ」発想を持つのは早くて高校生以上だと思います。
ある意味では、お金を無条件でくれてしまう親切な大人が幼い頃から身近にいることが、日本の子どもを甘やかしてしまうのかもしれません。
その結果、お金に関して失敗する年齢が自然と高くなりがちです。
そこが外国の子どもと違う点の一つだと思います。
社会に出て・・・外国企業とのビジネスを展開する際などに免疫がないことも併せて向こう側の言い分にいいようにされてしまう原因かもしれません。
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子どもがお金についてのごく基本的な知識を持ち合わせないまま社会人になると、お金で人生に失敗する可能性が高くなります。
いわゆる清貧の思想などがもてはやされたりしたおかげで、お金のことを子どもに語るのはタブーだとされてきた面があります。
日本は失敗を許容しない、あるいは失敗をさせないにする国です。
小さな失敗をさせないことが、かえって将来の大きな失敗を導いているかもしれないことに早く気づくことが大事だと思います。
早く失敗を経験すれば、それだけ早く物事の摂理を理解吸収できます。
早く失敗すると、その分早く適切な成功へと近づけます。
早く失敗すれば、その時のイヤな経験も貴重な経験値として自分の中に刻み込まれます。
お金に限った話ではなく、どんなことであっても失敗はマイナス面だけを見ないで、むしろ今後のことを思ってプラスに作用することが多い・・・ととらえるほうがベターだと思います。