トイレのハンドドライヤーとビジネスチャンス

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最近思うのは、どこのトイレに行っても紙タオルを置いているところは減ってきていて、むしろハンドドライヤー(エアータオル)を設置しているところが増えてきている・・・ということです。

ハンドドライヤーとは、風でぬれた手を乾かす乾燥機ですが、ペーパータオルに対してエアータオルと言ったりもします。

大量の紙を消費するよりも経済的で、ゴミも出ないので環境にも良いと、どんどん普及してきている感があります。

ハンドドライヤーは、小さい穴から風を勢いよく噴出して、それによって周りの風を巻き込むようにして全体的に大きな風・気流を吹かせる機材です。

ここで大事なのは、「少ない気流でも勢いをつけて周囲の気流を取り込むと大きな風をつくることができる」ということです。

ちょっとしたレバレッジを効かせた風・気流の編み出し方だと思います。

世の中には頭の良い人がいるもので、ある会社のエンジニアはこれを「扇風機」に応用できないか?・・・と考え、いろいろな試行錯誤の末にできあがったのが今では誰でも知っている「羽根のない扇風機」です。

ある会社とはもちろん「ダイソン」です。

羽根のない扇風機はハンドドライヤーにヒントを得て考案されたものだということです。

ダイソンはその段階ではまだ「掃除機メーカー」で、扇風機とは無縁の会社だったと思います。

ところが、エンジニアのアイデアとひらめきで新たな事業のとっかかりを見つけることができたわけです。

ビジネスチャンスは意外なところに転がっているもので、あとはそれに気づくかどうか?・・・ということだけです。

扇風機に羽根は必需品・・・という従来の固定概念をひっくり返した発想力、ハンドドライヤーの風と扇風機の風という風つながりの着眼点・・・それも素晴らしいイノベーション力だと思います。

常識破りはたいてい異分野の中にあるもので、それは多くの業界で実証されてきていることです。

自社ビジネスの新たな展開を望むなら、そのきっかけは異分野/別業界に触れて求めるのが良いと思います。

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