ビジネスを始めようかな?と考えたとき、その業界が未成熟な業界なら競争原理が働きやすくてうまくいく可能性は高くなると思います。
ところが、すでに成熟した業界で過当競争が行なわれているようなら今から参入してヒットを勝ち得るのは難しいと思います。
よく言われるブルーオーシャンとレッドオーシャンの違いです。
未成熟業界はまだ子どもレベルの業界と言えます。
だから、商品・サービスの質ももちろん大切ですが、それ以外にも挨拶とか、接客対応、マナーなどビジネスとして当たり前のことを当たり前に行なうだけでもけっこう差別化が効いて他に勝つことができるかもしれないです。
そうやって自社ブランドを構築していくと、業界のトップクラスに立てるかもしれません。
一方、成熟した業界は大人の業界です。
どの会社も既に洗練されたある程度完成形をもって存在していますから、最低水準そのものがかなり高い状態にあります。
接客態度も最上級で当たり前・・・でしょうし、ビジネスマナーや一般教養が不足しているとあっという間にダメ烙印を押されます。
事業を始めるときは、どっちの業界に進出しようとしているのかをちょっとは考えてみることも大切です。
ある程度検討して、そのうえでも自社に商機(勝機)あり!と考えられるなら進出すればいいですし、商機が見いだせないようなら進出は見送るほうが得策かもしれません。
まあ、物事はいくら机上の空論を重ねても、実際にやってみないことにはわかりませんから、リスクを踏まえたうえで一歩踏み出してみることは大事です。
最後に決めるのは結局経営者(自分自身)ですから、そこに求められる決断力や判断力こそが重要だと思います。