
ビジネスにおいて、他者と協調し、お互いに切磋琢磨して高めあっていく姿勢は大切です。
中でも、明らかに自分より秀でた人と接するときは謙虚に教えを乞う姿勢が必要です。
レベルの高い人は過去の経験値からして全然持っているモノが違います。
そうしたモノを少しでもおすそ分けしてもらうには、やはりコツがあります。
それは2つのことに気を配ることです。
一つは「相手を気持ち良くさせること」。
もう一つは「相手を気持ち良くさせない方向に決して導かないこと」です。
前者のポイントは「教えてください」と素直に甘えることです。
もっと言うなら、「もし差し支えなければ触りだけでも教えていただけないでしょうか?」とそっとお願いをしてみることです。
下手に出れば、相手も気を許して何らかのアドバイスをくれたりしやすくなります。
後者のコツとしては、決して「それは知っています」と軽々しく言わない事です。
たとえ、本当に知っていたとしても!・・・です。
「知っています!」・・・と言ってしまうと、話をそこで終わってしまいます。
また、自分が知っていることと相手が言わんとすることには雲泥の差があるかもしれません。
人は自分のことをスゴイ!と思われたい生き物なので、少しでも知っていることがあると、つい「それ知っています」と言ってしまいがちですが、相手のプライドを傷つけてしまうこともあります。
せっかく自分よりも上の立場の人が親切にアドバイスしようとしてくれているのに、「それ知ってます」・・・と言ってしまったら面目丸潰れ・・・です。
新たな発見を探すつもりで素直に話を聞く姿勢が大切です。
そうすることで相手との距離が縮まります。
相手を気持ち良くさせる・・・かつ気持ち良くさせないことを慎む・・・これができれば、人間関係を良好に構築することができると思います。