総務省の「家計調査」によると、60歳以上の単身無職世帯は年金収入だけでは生活費が毎月41,000円不足していて、その分の貯金を取り崩して生活をしているそうです。
同じく60歳以上の2人以上の無職世帯では、年金収入だけでは生活費が毎月55.000円不足しているそうです。
単身であってもなくても「無職世帯」であると、約4万円から5万円の生活費の不足が出て、年間では約50万円~60万円の貯金取り崩しを行なっていることになります。
もちろん、これは統計調査なのでこれに該当しない裕福な人もいれば、反対にこれ以上に生活が苦しいパターンの人もいると思います。
大事なのは、こうした「情報」を自分の「知識」として蓄えておき、何かあったときに記憶の引出しの中から引っ張り出して 「知恵」に昇華して実生活に役立ていくことです。
私は、毎年の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」を見て、自分の将来の年金額がいくらくらいになるのか把握していますが、世の中にはそうしたチェックをしていない人も多くいると聞きました。
人それぞれですが、ちょっともったいないような気がします(せっかく送られてくるので)。
大きな金額の貯金を短期間につくることは難しいですが、何年も何十年もかけてつくるのであれば、その難易度は下がります。
将来の(老後の)生活費の資金繰りを考えることは大切だと思いますし、せめて40代以降には考え始めていなければいけない・・・と思っています。