銀行預金の利息があまりに低い時代ですから、ただ銀行に預けていてもお金がどんどん増えることはありません。
お金を増やそうと思えば、やはり「預金」以外の手段を講じることが必要です。
・・・と言うと、多くの人は「株」を思い浮かべるかもしれません。
確かに、株で運用すれば一攫千金で大きく儲かる可能性はあります。
でも、反対に大きく損をする可能性もあります。
そして、残念ながらほとんどの人は株=株式投機では儲かっていないと思います。
一時的に儲かっても、長い目で見ればトータルでマイナスになっている人が多いと思います(私も株式投機でかなり損をしました )。
それくらい「株式投機」は難しいモノだと思います。
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お金を預金金利で増やすのは難しく、かと言って株式投機で増やすのも難しいとなれば、次は「FX」や「金(ゴールド)」か「不動産」に人は目を向けると思います。
ここで大事なことは「FX」や「株式」にしても「金(ゴールド)」にしても、「不動産」にしてもすべて次の構図を期待している人が多いということです。
1.買って
2.値上がりするのを待って
3.売る
この1+2+3でワンセットです。
これが投機の基本的な仕組みであり、すなわち3段階にまたがっています(場合によっては、「売り」から入って「値下がりするのを待つ」という手法もあります)。
厄介なのは2.の 「値上がりするのを待って」の段階です。
これは自分ではコントロールできないし、必ず値上がりすると約束されたことでもないから・・・です。
意に反して逆に動くと(=値下がり)、損失の恐れが濃厚になります。
投機はかくも難しいというか、自分でコントロールすることができないことに「賭ける」しかない点が難儀なところです。
それでも、多くの人はうまくいくことを信じて投機に走ります。
でも、なかなかうまくいかない(儲からない)ことは歴史が物語っています。
私は投機ではなく、「投資」をおススメしています。
投資のほうがコントロールできます(もちろんすべてではありませんが)。
投機では3段階の仕組みをよく理解して行なうことが大事だと思いますし、投機リスクを受け入れることができない人は「投資」に目を向けるほうが良いと思います。