「定年退職金制度」を導入している会社は多いと思います。
サラリーマンは、「自分が将来もらえるであろう退職金はいったいいくらなのか?」を一度確認してみると良いと思います。
あるデータによると、日本の大卒・定年退職者の退職金はここ15年で3割以上も減少しているそうです。
以前は制度としてあったのに、退職金自体が無くなった会社も2割ほどあるそうです。
今は制度がまだ残っていても、自分が定年を迎える頃(=今から数十年後?)にはどうなっているかわかりませんからサラリーマンは油断してはいけないですね。
実際に定年退職を迎え、そのときにもらった退職金を確認したら想像していた金額よりも少なかった・・・という人は意外と多くいるそうです。
仮に「定年退職金」を老後生活の当てにしていると、ちょっとヤバいかもしれません。
定年退職金はもらえたらラッキー!・・・くらいの気持ちで、決して当てにしない思考を持っておいたほうがベターだと思います。
退職金を当てにして老後の生活設計をしていたのにその前提が崩れてしまったら、そこから巻き返すことは困難です。
そのときに会社を責めたい/経営陣を非難したくなる気持ちは当然としても、仮にそうしても自分の懐が潤うことはありませんし、時間と労力がもったいないです。
まあ、退職金制度がある会社に勤めているなら、せめて今の時点でもらえると想定できる金額の半分くらいもらえる金額と思っておけば後でイヤな気持ちになることはないと思います。
それくらいのリスク管理の考え方をもって生活設計(ライフプランやマネープランの構築)をしたほうが平常心を保てて良いと思います。