数年前から「海外不動産投資」に脚光が集まり、節税などでも注目されてきましたが、昨今では日本の当局が税務上の取り締まり強化を進めていると言われています。
「海外資産包囲網」が徐々に厳しくなっているような感じです。
具体的には、「国外財産調書」や「国外送金等調書」などの提出が義務化されたり、CRS(共通報告基準)に代表されるように国をまたがって当局同士が資産情報を共有する租税条約の強化がなされてきています。
さらには出国税の導入も決まっています。日本人が国外にお金を出しにくい環境にどんどんなってきているわけです。
お金を国外に出しにくくする・・・ということは、暗に「国内で消費・投資せよ」という意味が込められているのかもしれません。
期せずして為替も円高傾向で、海外からは日本に入りやすく、日本から海外へは出にくくなっています。
国が自分の経済面を守ってくれるような時代ではありませんから、自分のお金は自分で何とかする・・・という気概が必要です。
いろいろ手法はありますが、比較的自分の時間を犠牲にしなくてもできることと言えば「投資」で、投資と言えばやはり「不動産投資」に行きつくと思います。
海外不動産に目を向けるのも悪くはないと思いますが、まだ自分の中での基盤整備ができていない人は「国内不動産投資」に集中していくやり方のほうがベターだと思います。