人間は、今、自分が決して安全地帯にはいないんだ・・・という自覚を持っていると、真剣になり、集中し、必死に活動します。
受験生が模試の判定結果を見て、ちょっと焦りを感じるのもこういうときです。
その結果、必死に努力を積み重ねることで、明らかに過去の自分よりも成長します。
成功は約束されていないけれども、成長は約束されていると言えます。
そういう意味では、リスク(危険)も決して悪いわけではありません。
ネガティブな状況がかえって幸いして、その後の自分に弾みをつけてくれます。
リスクは大きければ大きいほど、成長のレバレッジは強くききます。
逆に、リスクをまったく取らない生き方だと、本人は努力をしているつもりであっても、高が知れています。
必死さ/真剣さ/本気度が弱いからです。
まして、努力を何もしないでのほほんと過ごしていたら、人は見る見るうちに衰えていきます。
現状維持は衰退と同じです。
10年・・・20年と時間が過ぎれば、リスクを取って生きてきた人とそうでない人との差は歴然たるものになると思います。
リスクは確かに怖いです。
リスクを取らなければ確かに失敗する確率は少なくなると思いますが、その代わり大切な自分の成長角度が上がりません。
80代・・・90代といった平均寿命の年齢であれば、成長角度が上がらなくてもいいですが、10代・・・20代・・・30代の段階なら、まだまだ自己成長を強く求めるべきだと思います。
リスクを取れる人と取れない人との間には大きな経験差/実力差が生じます。
リスクがあるからこそ・・・壁が高くて分厚いからこそ・・・飛び越えるハードルが高くて長いからこそ・・・そこに挑戦して己の限界を試してみる価値があります。
人間は大きく成長する動物です。
いくつ(何歳)になっても、挑戦し続ける人間であり続けたいものですね。