出来事というのはどういう角度から眺めるかによって見え方がまったく違ってきます。
人間も同様です。
ある面で見たら良い人・優れた人であっても、別の面で見たらだらしない人・劣る人だったりします。
まるでエンピツのようです。
エンピツは技術の進歩により、今でこそ丸いものや三角形や四角形など多様な形が存在していますが以前は六角形が主流でした。
つまり6面あってこそ一つの存在です。
なぜ6面か? と言うと、転がらせないため、持ちやすくするため・・・だそうです。
仕事で誰かにカチン ときたら、それはその人のある面を見ただけで、もしかしたら別の面では良いところがあるかもしれない・・・とムリヤリでも発想してみることは大切です。
本当に他には5面ほど良い面を持っているかもしれない・・・ からです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エンピツと言えば三菱鉛筆が有名です。ちなみに三菱鉛筆は三菱グループ(旧財閥系)とは無関係の会社です。
冠に 「三菱」とついているので、同グループだとカン違いしてしまう人は多いでしょうね。
三菱グループよりも遡ること10年以上も前からあの「三菱マーク」と「三菱という名」を使っていて、商標登録もキチンとしていた会社です。
だから必然的に社名を「三菱鉛筆」としていたわけでもともと三菱財閥・三菱グループとは何ら無関係の会社です。
これもまた出来事は一つ(同じ「三菱」という表現)だけど、それをどうとらえるか? が大事だといえる一つの例だと言えます。
人はつい思い込みで勝手なとらえ方をしてしまいます(=三菱鉛筆が三菱グループだというカン違いなど)から、時には自分のとらえ方を疑ってみることも大切です。
ビジネスであれば、G-PDCAサイクルで確認をすることがとても重要ですね。