中国で店員が怒った顔でレジをするわけ

聞いた話ですが、中国のお店で商品を買うときに値切って安く買おうとすると、店員が怒ったような顔つきでレジで会計をするそうです。

日本人の客だと、そこでかなりイヤな感じを受けてしまいそうです。

ところが、中国ではこれはイヤな気持ちになるべきことではなく、むしろ「誇らしい気持ち」になるべきことだ・・・とか。

どういうことか?

日本人の感覚では「お客様は神様です」という概念があって、店員はたとえどんなときでも怒ったような顔をしてお客さまに不快感を与えてはいけないとされてきました。

ところが中国では、「店員がつい怒ってしまうほど安く値切られてしまった」ことを意味し、それは裏返していえば「それほどお客の交渉が上手だった」ことを意味し、さらに言うと「それだけそのお客さまが優秀だということの表れ」になるそうです。

だから、店員が怒ったような顔をするのはもう細かい感情を通り過ぎて一種の礼儀として、「あなた(←お客さま)は交渉上手な優秀な人ですね!」というお褒めの態度になる・・・のだとか。

まさに「出来事は一つ、とらえ方はさまざま」で、「ところ変われば品変わる」です。

日本だとお客が不愉快になる店員の態度も、ところ変われば受け取り方が「気持ちが愉快になる」というわけですから、なんとも驚きです。

異国間のやり取りでは、こうした文化の違いがあることを知っておくことは大切です。

同じ出来事でも、こちらはこう思ったことがあちらは別の受け取り方をして別の感情を持つ・・・ということが往々にしてあるので、よくよく留意しておくことが大事です。

似たようなことは日本国内においても、また会社の内部においても頻繁に起きます。

地域の風習の違いや、老若男女の世代間の違いや、業界内のルールの違いなど、ビジネスにおいてもよく起きます。

社会人になればそうしたことがあり得ることに理解を示し、自分の考え方・とらえ方だけがすべてで常識だ、といった偏った考え方を持たないようにすることが大切だと思います。

澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2023年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2021-8-11

    「働いてお金を得る」ことの意味

    どんなにつまらないと思えるような仕事であっても、それが「仕事」である以上は必ず誰かの役に立っているハ…
  2. 2022-12-25

    誰が悪いのか?→誰も悪くないと思おう!

    出来事は一つ、とらえ方はさまざま・・・です。 その出来事にどのように対応するかが大事ですが、捉…
  3. 2019-9-7

    本を買いすぎて貧乏になった人はいない!

    自己破産をしたり、貧困生活を送る羽目になってしまう主な原因は「過剰な消費活動」にあります。 も…
  4. 2017-10-7

    新規ビジネスのチャンスを見つけるヒント=「不」の効用

    ビジネスは「まず顧客ありき」で、「顧客=需要」が必要です。 その需要を見つめるためのヒント、す…
  5. 2017-7-21

    「投資脳」を持てない人はムリに投資をしないほうがいいかも?

    「投資とはインカムゲインを求めること」であり、キャピタルゲイン(売買差益)を求めるのは「投機」と私は…
  6. 2021-5-3

    失敗しにくいビジネスの条件8つ

    ビジネスにもいろいろありますが、次に挙げる条件をすべて満たしていれば失敗を回避できる確率がグッ!と上…
  7. 2018-10-31

    不動産投資の物件情報の収集方法

    今年の年初に「今年こそは不動産を買って家賃収入を得ていこう!」という思いを持っていた人もいると思いま…
  8. 2017-10-21

    選挙で当選させてあげたい人

    明日(2017年10月22日)はいよいよ総選挙ですね。 衆議院選挙は全員の選挙なので「総選挙」…
  9. 2017-1-2

    【重要】自分の進むべき方向を探る10の質問【謹賀新年】

    2017年のスタートに当たってこんな問いかけを用意しました。 これらの質問に具体的に答えること…
  10. 2021-10-6

    知識武装の大切さ

    10月11日は本来「スポーツの日」で祝日ですが、今年は7月23日(オリンピック開会式の日)に移動した…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る