収入が減ると支払いが重くのしかかります

コロナ禍で収入が減り毎月の家賃の支払いや住宅ローンの返済が厳しくなった・・・と言う人が時折いますが、ちょっと厳しいことを言えば、これは一種の甘えであって自分を正当化しようとしていくだけの言い訳に過ぎないと思います。

 

「家賃や住宅ローン」を悪者にして叩くのはもうやめたほうが良いと思います。

 

社会人として、大人として、もっと理知的に振る舞う姿勢が必要なような気がします。

 

人が生きていくうえで重要な3つの要素は「衣食住」であり、これは昔の考え方ではあるものの現代でも十分通用する普遍的な考え方だと思います。

 

つまり、「衣食住」に関してはどれにも差別をつけず公平に扱うことが大事で、「住」の支払いを減らして「衣」や「食」の支払いを減らさないということは自分勝手すぎる・・・いうことです。

 

減らすならどれも同じように減らしたうえで、「加えて優先順位をつける」ことが社会に生きる大人の責任/社会性だと思います。

 

「衣・食」は自分だけの責任範疇にあり、あえて言えば自己責任下でいくらでも減らすことや増やすことが可能です。

 

ところが「住」に関して言えば、賃貸住宅に住んでいる人や住宅ローンを組んでマイホームに住んでいる人であれば、「大家さん/金融機関」といった他者が必ず介在しています。

 

社会人であれば「他者との約束を優先し、その他者に迷惑をかけないことを第一義とする(=自分のことは後回し)」という態度と行動をとることが求められます。

 

これができないようなら、結局は「約束を破る人」であり、つまりは「信用できない人」であり、言い換えれば「社会性の低い人」ということになります。

 

お金に色はついていないのですから、収入が減って家計が苦しいとき、家賃を支払わない(住宅ローンを返済しない)という選択をするのではなく、食費を半額にするとか衣服費を削るといったことに意識を向けることのほうが適切だと思います。

 

なぜなら、これは他者に迷惑をかけることなく自分だけの裁量で行なえることだからです。

 

つまり、「コロナ禍で収入が減り、家賃の負担が重くなった」と言い訳をするのではなく、潔く、「今月の食費を減らしてでも家賃・住宅ローンの支払いだけは優先して支払う」という認識を持つことが大事だいうことです。

 

収入が減れば、特定の支払いだけが重くなる/厳しくなるのではなく、「すべての支払いが重くなる/厳しくなる」ととらえることのほうが正解だと思います。

 

大家さんだって、家賃収入が減れば生活に影響が出ます。

 

金融機関だってローンの支払いが滞れば会社の経営に悪影響が出て、そこで働く従業員にしわ寄せがきます。

 

良質な大家さんほど社会性が高く、たとえ自分の家賃収入が減っても金融機関への返済・ローンだけは滞りなく済ませ、その代わりに自分の食費などを削ってなんとか当面をしのごうとします。

 

自己責任の原則をより重視し、身に付けているからです。

 

正直者・善者が損をして、嘘つき・悪者が得をすることを当たり前としてはいけないですね。

 

いつもいつも大家さんや家賃・ローンばかりが悪者扱いされるのはおかしいと思います。

 

重要なのは「フェアに扱う/公平に扱う」ことです。

 

コロナ対策で「飲食店は3か月間タダでご飯を食べられるようにしろ」とか、「スーパーの食品を3か月間半額で売り続けろ」とか、「ネットでの販売は3か月間タダにしろ」とは誰も言いませんが、家賃だけはタダにしろ・・・という何とも不思議な言い分・言い訳が通ってしまうのが一部の人による洗脳・誘導なのかもしれません。

 

コロナ禍においても業績を伸ばし、過去最高益を更新している会社はたくさんあります。

 

家賃だけでなく、食費も、ガソリン代も、スマホ代も、公共料金も、各種ローンの返済も「すべてに対して」支払猶予するとか、無銭飲食、無料利用しても3か月は認めるといった特措法を作るのであればフェアと言えます。

 

収入が減ると支払いが重くのしかかるのは当然であり、それはある特定の支払いに限ったことではなくすべての支払いに重くのしかかると認識をする必要性がもっとあるような気がします。

 

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投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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