3月の株式市場では上場している株式がほぼ全面安・暴落状態となり、ほんの1ヶ月前と比べると2割~3割ほど安くなりました。
先月よりも2~3割以上安く(場合によっては半額程度で)買えるとしたとき、もしそれが本当に自分の欲しいものであれば、断然買っておくのがセオリーだと思います。
洋服でもアクセサリーでも食料品でも、先月は「1万円かあ……手が出ないわけじゃないけどちょっと高いなあ……」と思って買い渋っていたのが、今月は「前に見たときは1万円だったのが、今は割引セールで5千円で買える(7千円で買える)のか!それなら買っておこうかな!?」と思うのが自然な流れです。
ここで大事なのは「もし、本当に自分が欲しいと思う商品であれば」という大前提です。
「本当に欲しい!」と思うような商品でなければムリに買う必要はありませんし、たとえ半額でも買う気が起きなかったりします。
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ただし、株式相場においては「できることなら「少しでも安く買いたい/どこまで下がるのかわからないからまだ手出しできない」・・・と思うのが人の心理です。
実際、中途半端なところで「買い」を入れると、その後さらに大暴落してムダ買い(ムダ死に)になる恐れもあります。
だから、人は慎重になり、できることなら「大暴落した後の底値で買いたい/底値で買えるなら買っても良い」と自分で自分をコントロールしようとします。
ところが、実際に「底値で買う」なんてことは神業以外の何物でもなく、ほぼ不可能です。
不可能なことに挑戦する姿勢は立派なのですが、資金的に多くの人はそこまで挑戦する経済的余裕がありませんから、そんな無謀なことはしないに限ります。
「スケベ根性を出して底値で買おう! なんてことはしない」……という意識が大事です。
ところが、多くの人はここで判断を誤り、底値でしか買いたくない……という一種のリスク対応意識が過剰に働き、時間の無駄遣いをしがちです。
株価暴落時の下げ相場では、ピタリ!とした底値で買おうとはあえて思わずに、むしろ「底値で買わない、なぜなら底値で売ってしまった人に心的損害を与えて申し訳ないから」……といったくらいの気持ちで臨むのが良いと思います。
そして、じわじわ株価が上がり始めたタイミングで「試し買い(打診買い)」を行ない、その後、少しづつ「買い増し」をしていくのが良いと思います。
それで十分だと思います。
下げ続けているときに買うのではなく、上がり始めてから徐々に買い上がっていく意識で臨むほうがベターだと思います。