1990年に始まるバブル崩壊/株価や不動産価格の大暴落で、日本経済は大きな痛手を被りました。
当時、日経平均株価が最高値38,915円から2003年にはなんとたったの7,607円まで下がったのですから、まさに予想外・想定外のことが起きたわけです。
その後経済の低迷が続き、失われた20年・・・とも言われましたが、20年という年数・時間はやはり相当なものですし、そこからさらに10年以上が経ち当時から見れば30年以上も経過しました。
そう考えると、今現在30歳以下の人たちはそうしたバブルの時代をまったく知らない/もしくは子どもの頃の話でかすかな記憶があるかどうか・・・かもしれません。
中堅社会人として活躍をしている40歳前後の人たちはすでにバブル期を知らない世代であり、あの失われた20年の恐ろしさを知らない・・・わけですが、それが逆にかえって功を奏する可能性もあります。
ぜひ、そうなってこれからの社会を良くすることにつながってほしいと思います。
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勝負で一番大切なのは、優勢の時に焦らないこと、劣勢の時に諦めないこと。
・・・とは、プロ棋士/谷川浩司氏の言葉です。
株式相場も何度も劣勢の時を迎えてきましたが、何だかんだと言っているうちに日経平均株価は3万円を回復してきたわけですから、やはり「諦めないこと」は重要です。
サラリーマンの人でも、仕事上のミスやトラブルなどで劣勢の立場に置かれた経験がある人は多いと思います。
そのとき、決して諦めず、状況に真摯に向き合い、誠実に対処してきたことで壁を乗り越えて今がある・・・という人も多いと思います。
2024年がどんな一年になるかまだまだ未知数ですが、「良いことも良くないことも起こりうる」わけですし、「優勢のときもあれば劣勢のときもあるだろう」・・・と思われます。
良いとき/優勢のときは「勝って兜の緒を締めよ」の言葉を肝に銘じ、良くないとき/劣勢のときは「明けない夜はない」の言葉を心に刻むと良いと思います。