
「科学」は人間世界の文明の発展に大きく寄与してきました。
ところが、人間世界には科学では説明のつかない類のものがあり、またそれを信じる慣習もあります。
特に「神」や「仏」を中心とした宗教にはこうした面があります。
実際、「目に見えないモノは信じられない」というのは行き過ぎで、科学万能ではありません。
「科学では説明のできないこと/目には見えないこと」が世の中には多々あります。
人は自分の目で見た(見える)ものしか信じようとしない・・・という悪いクセがありますが、世の中には目に見えないモノがたくさんあるのも事実です。
人の声・音は聞こえるけど目には見えないし、風の音は聞こえても実際の風そのものを見ることはできません。
インターネット/Wifiを見ることも電気や電波を見ることもできません。
要するに「目に見えるモノがすべてではない/見えないから気づいていないだけ」・・・ということです。
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「お金」の概念も「現金」という可視化されたモノからどんどん「電子データ」という不可視のモノに変わってきました。
昭和の時代はお金を「現金」として持ち続ける(財布に入れる/タンス預金など)人も多かったと思われますが、近年はクレジットカードや電子決済サービスなどの普及によって現金を持つ人はかなり減ったと言われています。
私も1か月の中で実際に現金そのものを使う機会はめっきり減りました(ほんの2~3回程度で金額にして千円にも満たない)。
若い人の中には最初から「お金はデータである」という認識が刷り込まれているかもしれません。
「データ」であれば、物理上は見たり触れたりできないものであり(←目に見えるのは印刷や画面表示の時だけ)、あくまでも概念的なものと言えます。
1もデータ、100もデータ、1万もデータ、1億もデータ・・・で、銀行通帳の中の数字の桁が変わるだけです。
目に見えないから「存在しない」わけではないと理解し、目に見えないモノの中に何か重要な何かが隠されているかもしれない・・・という意識で世間を見渡すと、そこにビジネスのヒントがあるかもしれません。
またそこから新たな自分の成長機会に巡り合えるかもしれないですね。