日本のプロ職人、社員、アルバイトなどの報酬・給料を時給換算した場合、その職種等によって約100倍近くの差があったりします。
たとえば、1時間あたりでこんな感じです。
一般的なアルバイト 1,000円程度
一般的なサラリーマン ~2,000円程度
上級管理職 ~5,000円程度
各種専門家 10,000円程度
世界レベル専門家 10万円程度
つまり、低い人で約1千円くらい、高い人で約10万円(低い人の100倍)くらい・・・というわけです。
言えるのは、どれも自分自身でその道を選ぶことができる!ということです。
成れるかどうかは別としても、少なくとも自分の意思で「そうなろう!」と思うことはできますし、実際その道に進んで「成る努力」をすることもできます。
でも、ほとんどの人は何も考えず「一般的なサラリーマン」を何とな~く選び、運が良ければその後出世して中級~上級管理職に就き、多少の給与アップを果たせるくらいです。
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少し見方を変えて言えば、「受け取る報酬を後払いにすればするほど、受け取ることができる絶対額は多くなる」・・・といった傾向があります。
日雇い労働で、「1日」を期間として働く人よりも、派遣などで「1週間」を期間として働く人のほうが受け取る報酬の実質額は多くなる傾向にあります。
そして、その派遣の人よりも「1ヶ月」という期間で働く正社員のほうが、受け取ることができる実質報酬額は多いものです。
また、正社員の人よりも、「3ヶ月等」で期間を設けて請負って働く人のほうが実質報酬額は多くなります。
そんな人でも、「1年間」単位でその報酬額が決定する企業の役員やプロのスポーツ選手の受けとる金額には適いません。
つまり、報酬の対象時間の概念を長くすればするほど、受け取ることができる絶対額は多くなる傾向がある・・・と言えます。
「傾向がある」というだけで、絶対にそうなるというわけではありませんが、得てしてこの傾向は当てはまるものが多いと思います。
そういう観点で、一度自分の職業、働き方をチェックしてみると良いと思います。
私は現役時代にこのことに気づき、それ以来「お金を稼ぐ力は長期目線に立って考える」ほうがベターだと思って、目先の単位による収入にはあまり気を留めなくなりました。
2年単位・・・5年単位・・・10年単位・・・20年単位・・・で物事を考えるようになりました。
そのおかげで、お金を借りる(=10年~30年)ということにも躊躇なく取り組むことができたのだと思っています。
ぜひ、視点をちょっと高く上げて未来の先を見通すようにして、長期観点で「お金を稼ぐ」ことを意識してみることをおススメしますし、そのほうが未来は明るくなると思います。