成功者の成功した事例には必ず原因があります。
会社内でも、優秀と呼ばれる社員には、必ずその優秀と呼ばれるだけの「何か」があるものです。
そうしたことを学び、吸収し、身に付けて、同じように実践していけば、自分もまた成功したり、社内で優秀と評価されることに一歩近づける可能性大です。
ところが、多くのサラリーマンはそうした「学び」の段階からして放棄しています。
デキている人から学ぼうとせず、自己流でやったり、ひどいときは「デキていない人」から学びマネをします。
デキていない人のマネをしてもデキないままで決してデキるようにはならない・・・可能性のほうが高いと思います。
学ぶにしても、吸収するにしても、実践するにしても、大切なのことの一つは「謙虚さ」を持つことだと私は思っています。
謙虚さがなければ成長しません。
謙虚とは「己の力量を知ること」です。
成長とは「できなかったことができるようになること」です。
自分の考えや自分のやり方に固執して、素直になれず、謙虚になれないような人は良い結果を出せないと思います。
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昔から日本には、「守破離(しゅはり)」という物事を体得する順番の言葉があります。
最初は「守」・・・つまり教えを守り、教わった通りに師匠の技を身につけます。
教えを十分に身につけて初めて、次の段階である「破」に進めます。
「破」では自分なりの変化を少しつけます。
そして最後にようやく「離」で、己の独自のやり方、自己流を確立していくわけです。
ここで大事なのは「順番」です。
最初は必ず「守」から入ることが鉄則です。
優れた学習法とは、自分が目標とする分野で優れた結果を出している人の考え方や方法、行動をマネするやり方です。
それには「謙虚さ」がやはり必要であり、常に持ち続けていなくてはいけないと思います。